デパ地下で長時間勤務したら膀胱炎になった挙げ句、「つかえねーやつ」と言われた女性 | キャリコネニュース
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デパ地下で長時間勤務したら膀胱炎になった挙げ句、「つかえねーやつ」と言われた女性

画像はイメージ

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従業員を労働力としか見ずぞんざいに扱う職場もあるようだ。そんな職場からは早々に身を引いたほうがいいが、まじめな人ほど体を壊してまで働いてしまうのかもしれない。

神奈川県に住む40代前半の女性(その他/フリーランス/年収100万円未満)は「デパ地下の惣菜店」で働いていたが、横暴な店長のせいで体を壊しを3年で辞めた。

「あることが原因で、その出来事から1か月で辞めました」

女性は相当傷ついた様子で当時の状況を綴った。
(文:永本かおり)

「デパートのイメージとはかけ離れた労働環境」だった

そこはデパ地下の惣菜店でありながら、女性曰く「デパートのイメージとはかけ離れた労働環境」だった。

「体調不良で1人欠ければその日は店を満足に回せません。しかし自分以外の従業員も同日に入っているか、長時間の連勤になってしまうため、おいそれと代わりを頼めません」

と、かなり厳しい環境で働いていた女性。給与は時給で約1000円で、割りに合わなかっただろう。

それでも3年ほど続けてきたが、「新婚だった他のパートさんが新婚旅行で2週間ほどお休み」することになり、さらに激務になってまった。

2週間休むパートのシフトの穴を店長から「私が埋めるようにシフト調整」された女性。もともと体が丈夫ではなく、1か月以上前から「その方の代わりはできません」と店長に伝えていたが、無駄だったようだ。「発表されたシフトは空いた穴に私を放り込んだだけのようなもの」だった。

しかし、店長は気が荒く気に入らないことがあるとすぐに「弁済しろ」や「使えないな」と罵声を浴びせるような性格で、女性は従わざるを得なかったようだ。その結果「長時間勤務で2週間働くこと」になり、かなり疲弊してしまう。

「もうふらふらです。口唇ヘルペス、膀胱炎が発症し、トイレも頻繁になってしまいました。 その時の店長の言葉が『つかえねーやつ』でした」

この状況を「かかりつけの医師に相談し、すぐに退職」した女性。また、その際店長に有給消化を申請したが、

「今までこんなこと言ってくるパートはいなかった。こんな要求をしてくるなんておかしいんじゃない?」

と罵られたという。有給休暇は従業員の立派な権利で、店長の言い分の方がよっぽどおかしいことは明らかだ。それ以前も「タイムカードは15分刻み。退勤の際はそれを見越して10分以内に終えられる雑用」を命じられていたという。退職した現在は、苦しみから解放された様子で、

「辞めてよかったです。本当に良かったです」
「あんなところに勤め続けていたら、取り返しがつかないほどに体が蝕まれていたと思います」
と、締めくくった。

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