小売店の従業員にとって店長は時に会社以上に絶対的な存在で、合わなければ辞めるしかないかもしれない。店長の方針や仕事の進め方に納得がいかず、退職を考えるようになった女性たちから投稿が寄せられている。30代後半の女性(販売・サービス)の場合、辞めようと思ったきっかけは店長による「初めてのレジ研修」だった。(文:林加奈)
「こんな教え方だと新人が入っても萎えるはず」
女性は小売店でレジの仕事を始めた。「レジの経験があるからなのか、早くひとり立ちしてもらいたいからなのか、やたら急かす店長」だったという。
「スピード感を求めるのは理解できるが、それでミスをしたら客にも迷惑がかかるのがわからんのか?まず最初はゆっくりでもいいから確実に慣れるように教えるべき。私ならそう指導するが。こんな教え方だと新人が入っても萎えるはず。矢継ぎ早にギャンギャン言われても。私が客ならこんな店は嫌だ」
早くひとり立ちしてほしいという気持ちはわからなくないが、研修のやり方が悪いせいでかえって離職につながっている。本末転倒な結末を招いていると言えよう。
「昇級試験も店長の寝坊で受けることができず、その後の提案もなし」
また、50代前半の女性(販売・サービス)も、会社を辞めようと思ったきっかけは店長だった。女性はある日、業務中に負傷して労災で治療し、復帰したという。ところが、
「復帰後、全く同じ業務をさせられ、しんどいので配置転換を希望したのに無視。結局、そこから半年で前回のケガを庇ってか、反対側も痛くなり、労災ではないのかと聞くと『部位が違うから!』と突っぱねられた」
この女性の店長への不満はこれだけではない。
「昇級試験も早朝より準備をしていたのに店長の寝坊で受けることができず、その後の提案もなし。厚かましいオバサンパートには何も言えず、いいなり。フェアや年末年始、お盆などの多忙なときにはきっちり休み、出てきても重役出勤。本当に能力もなく、だらしのない店長だったので、8年貢献しましたが退職しました!」
なお女性は現在、「まともな職場でスッキリ働いてます」という。
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