ちなみに女性の仕事は宝くじ売り場のパートだった。PCR検査の結果が絶対ではない以上、客の安全のためにもコロナ感染のおそれがある女性は休むべきだろう。女性は上司の不適切な判断に失望したのか、
「薬局で検査キットを購入し、検査したら娘は陽性でした。その旨上司に報告し、同時に退職の意向を伝えました」
と語る。それを聞いた上司は「支店長と相談してください」と答えたが、驚くことにその裏では女性が辞めることを前提に話が進められていた。
「支店長に相談したところ引き止められました。私も冷静になり、思いとどまりました。しかし、職場の同僚から『辞めるの?上司からあなたが辞めるからシフトの相談!って電話があったから』とメールが来ました。『支店長に留まるように言われているのに、そちらではもう辞めることになってるの?こんな信頼関係が保てない職場にはいられない!』と思い、支店長にその旨を伝え即日に辞めました」
と退職の経緯を綴った。女性は上司の一連の言動はパワハラだったと考えている。
「パワハラを黙らせたいのか、休職分の給与と有給残分、検査キットの代金も支店長が払ってくれました。その半年後、同業他社に採用されて今も勤めていますが、そのような扱いをされることはなく楽しく働いています」
また、女性は「その売り場は新人が続かず、いつもパート募集をしていました。私は経験職だったので応募しましたが、開店時よりいるパートさんがワンマンで、人がやることすべてに文句を言います。しかし、その方とは何とかうまくやっていました」とも語っている。きっと今頃、元上司は新人確保に苦労しているのではないだろうか。
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