その年下上司は30代前半で、男性より20歳以上若い。そのうえ「社長のご子息」で怖いものなしだったのだろうか。「50代が若い人に比べて優れている点」に「人脈とか経験とか」と答えた男性に対し、
「そんなの今どき意味ないよ。はっきり言って50歳以上の人は使い物にならないんだよね……」
と言い放った。自身もそのうち50代になるはずだが、「社長のご子息」は別ということだろうか。
「前々から彼の言動に不信感を持っていた」という男性にとって、この一言が転職の決め手となった。55歳からの転職活動だったが成功し、「今の会社は仕事も充実しており年収もアップ」した。
「ある意味背中を押されて感謝しています」
上司としては最悪だったが、良い転職のきっかけにもなった「社長のご子息」。それにしても、シニア世代の活躍が期待されている現代において「50歳以上の人は使い物にならない」という考えの方が「今どき意味ない」と思うのだが。
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