派遣先は、「一人一人の派遣社員を大事にするよりも、ダメならすぐ補充すれば良い」というスタンスだそう。この考え方のせいで、環境の改善は図られず、「派遣社員だけがコロコロ入れ替わる」状態が続いている。最後には、こう締めくくった。
「派遣会社の営業も自社派遣社員を入れられれば成績には影響が無いのか、環境改善には協力してくれない」
東京都の60代前半の男性(年収300万円)は、「正社員と全く同じ仕事内容」を強いられ、「書類には印鑑」を押すという。さらに、「定期的に研修、テスト」も受けさせられるそう。それにもかかわらず、社員より給料が少ないとしたら、不満が出るのも仕方ない。
長野県の40代後半の女性(年収300万円)も、現状についてこうつづった。
「求められるのは社員以上の成果だが、待遇も情報共有も社員以下」
その上、
「社員より目立つと居心地が悪くなるくらい露骨に嫌がらせを受ける」
派遣社員やパートなど非正規社員によって支えられている職場は多い。どんな雇用形態でも働きやすい職場環境にしなければ、労働人口が減り続けるなか、いつか存続できなくなるだろう。
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