会社に絶望する瞬間は人それぞれだが、社内禁煙に関する対応の遅れに「この会社ダメだな」と感じる人もいる。愛知県に住む40代男性がまさにその一人。理由をこう語る。
「今どき分煙も満足に出来ない、指摘されてもなお正すことも出来ない情けない体たらく」
望まない受動喫煙の防止を目的とする改正健康増進法が成立してから早6年、2020年には全面施行され、もはや職場の禁煙や分煙は当たり前の流れだが、男性の勤務先では分煙の気配すらないらしい。(文:篠原みつき)
「あたかもコンプライアンス意識の高い企業であるかのように……」
男性は中途採用らしく、「入社時にグループでも独立採算のほぼ別会社とか豪語していたが、こんな程度の低いコンプライアンス意識が原因でハブられただけだとしか」と荒い調子で不満を表明。
さらに「歩きタバコや非喫煙者がいる場でくわえタバコが今どき平然と野放し」だという。これでは分煙も何もあったものではない。
男性は、「あたかもコンプライアンス意識の高い企業であるかのように本社のお偉いさん方は思っていても」と厳しい口ぶりは変わらず
「所詮はたかが分煙も出来ないようなもんが野放しという時点で、それこそかの有名な鹿鳴館の風刺画の着飾った獣と変わりはしない」
と揶揄していた。明治時代の日本の欧化政策への皮肉を持ち出してまで、分煙が実現しないことに苛立ちが抑えきれないようだ。
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