マイカーには休日しか乗らないのかと聞かれた男性は、「なぜそんなことを聞いてくるんだろう」と強く疑問を抱いたものの、「そうです」と答えた。すると面接官は、「『そうですか。それはそれは』とうなずきながら納得した顔で言ってきました」というから不可解である。
面接官の反応を見て、「なぜ納得の顔をしているのか」とますます疑問を持った男性。そして「普段は嫁さんが(マイカーを)通勤に使ってますけどね」と続けると、面接官から想像だにしなかった質問が投げかけられたのだった。
「(面接官は)非常に驚いた顔をして『あ~…』と声を漏らしてました。続けて『2台持ちではなくですか……?』と尋ねてきた」
これをきっかけに、男性は堰を切ったように、「さっきから私の車のことを何回も聞かれますけど一体なんですか?」と逆質問した。すると面接官は次のように答えたという。
「『うちには営業車はない』『自分の車を営業車で使用する』『普段から長靴だの色々仕事で使用するものを積んでおく必要がある』と言ってきました。私がそんなこと募集内容に書いてないですよ、と言うと『う~ん。書いてないんですよ……』と苦々しく答えました」
会社によってマイカーを業務利用することはあるが、男性の主張したように応募者には当然、知らせておく必要があるだろう。
【前編はこちら】面接で20分以上待たされて「お待たせしました」の一言もなく…… さらに変な質問をされて困惑した男性
「奥さんが電車バス通勤に変更することは出来ないんですか?」
男性が驚愕したことはこれだけではなかった。マイカーを2台持っていないかという質問に対し、「誰しも2台持ってるわけではないし、休みの日にしか乗らない人ばかりじゃない」と返したときだった。
「面接官は『奥さんが電車バス通勤に変更することは出来ないんですか?』と言ってくる始末……」
そもそもマイカーを業務利用する旨を求人情報に書いていなかった会社が悪いことは明白。それを棚に上げ、こんな提案をするとは衝撃だ。
しかし男性は負けじと、「そもそもマイカーを使用すると書いてたら応募もしてないんですよ。何でそんな大事なこと記載してないんですか?」と返した。すると面接官は苦い顔をしながら、「いやぁ……本社の方でこういう応募内容等はしているので、こちらは何もわからんのですよ」と言い逃れようとした。腹を立てていた男性は、この返事に呆れ果てたようだ。
「もう私はアホらしくなって帰ろうと思い、『手に持ってる履歴書返してください。もう御社とは条件が合わないから辞退、辞退。帰ります』と言って返してもらい、その場を後にしました。帰宅しながら急いで電車乗り継いできてバカみたいだとイライラした気持ちになったのを覚えてます」
当時の男性は在職中に転職活動していたとあって、なおさら時間を無駄にしたくなかったはずだ。腹が立って仕方がなかったというのも無理もない。
※キャリコネニュースではアンケート「ムカついた面接」を実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/6YW7APDF