自分に合わないと感じたパートやアルバイトは、早めに辞めるのも一つの手である。大分県に住む50代女性は、コンビニ店員の仕事を2か月で辞めた経験がある。
「最初は、丁寧にレジ操作や納品の陳列を教えてもらいました」と回想する女性。一体何が辞める原因になったのだろう。(文:國伊レン)
「スタッフが知り合いに頼まれたり、自分が購入するために、店に並ぶ前に完売」
働き始めたばかりの女性の前にとっては、コンビニ店員に課せられた業務量の多さが問題だった。
「メインレジと銘打ったレジに立つと、ホット商品の補充(揚げ物、おでん等)をしながらのレジ。納品の陳列をしながらのレジ。お客さんが並べば、早く呼ばないと注意。揚げ物が少ないと注意……」
目が回るような忙しさが目に浮かぶ。揚げ物の量については「どのくらい用意すれば良いのかも教えてくれない」そうで、量の調節も難しそうだ。さらに女性は、他の店員の態度にも不満を抱いており
「一番頭にきたのが、限定品や人気商品やカード。スタッフが知り合いに頼まれたり、自分が購入するために、店に並ぶ前に完売していた」
と暴露した。自分勝手な店員にうんざりした女性は「お客様の為の店ではないんだ。と、嫌気がさして辞めました」と、即行で退職に踏み切ったという。