カラオケで女性は「ヒゲダンやミセス、Creepy Nutsあたりを歌いたい」と思っていた。しかし
「上司がいきなり『山口百恵』や『ピンクレディー』を入れたのです。そして、パートさんに歌うよう勧めたのです」
どちらも昭和を代表する歌手である。しかし、全くパート女性たち世代の曲では無かった。
「え? なぜ? こんな古い歌、誰も歌いたいと言ってないよね? 一体私たちの事を、どれだけお婆さんだと思ってる訳? そんな空気で顔を見合わせるメンバー……」
上司は気を遣ったつもりかもしれないが、それが裏目に出る結果となった。山口百恵にしてもピンクレディーにしても、リアルタイムで知っているのは現在50代中盤以上の人だろう。女性は「彼はディスる気はなく、気を遣っているつもりなのでしょう」としながらも、いきなり年寄扱いされたことにドン引きした。結局、勧められた曲はその場にいた「40歳のパートさん」が付き合いで歌うことになったが、全く盛り上がらなかったそうだ。
上司はこの他にも、気を遣ったつもりが空回りする事が度々あった。
「またある時は、遅刻しかけてメイク途中の感じで出勤してきた人に、今日のメイクは素敵だね! などという始末。 何か低レベルのマニュアル本でも読んだのでしょうか?」
本人は悪気が無いだけに、次は何を口走るのか「ヒヤヒヤです」と回想する。
「やがて彼は、妻子にも愛想を尽かされ、1人寂しく遠隔地に転勤したようです。 彼に学び直し・やり直しのチャンスは来るのでしょうか?」
少なくとも相手を気遣おうとしているのだから、根はいい人なのかもしれない。相手の目線に立った思いやりを学べると良いのだが。
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