途中までは質問に答えられたが、話は「企業秘密の内容に触れかねないテーマ」へと移っていった。そこで男性は「すみません、守秘義務で…」と正直に回答した。しかし面接官の追求は終わらなかった。
「面接官の方は納得してくれたように見えましたが、その後もアルバイトに関する深掘りは続き……回答に窮しました」
質問が仕事に関係ある内容だったのかは不明だが、「守秘義務」で答えられないと言っているのだから、それ以上の質問は控えるべきだろう。それとも、守秘義務を守れる人間かどうか試したのだろうか。いずれにしても男性は、自身の立場の弱さを感じたようだ。
「私も濁すような回答ではなく、『これ以上は守秘義務の観点で答えられないです』とはっきり言うべきだったのかもしれませんが、面接者・被面接者という関係上、それも難しかったです」
結局、面接の結果がどうだったのか明かしていないが、恐らく入社を決めてはいないだろう。
「『守秘義務』という言葉が出た時点で、これ以上は踏み込んだらいけないなって気づくのではないかと思いますが……」
と不信感をもらしている。
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