男性は、寿司の知識がほとんどない状態だったらしい。しかし、新人指導はかなりハイスピードかつ適当なものだった。カウンターの中に入るよう指示されると、ケース内のネタの説明が始まり……。
「あそこがマグロであれがホタテで、あれがハマチでーとか。5分くらいネタの説明で、『シャリマシーンから成形されたシャリ出てくるから注文されたネタ乗っけて出すだけだからよろしく!』って」
かなり軽めの指導で、わずか10分で「一人カウンターの中に残されてそのまま開店」と、いきなり寿司職人にされ、営業が始まった。
「注文ガンガンきてもどこになんのネタがあるか分からなくなり多分注文したものじゃないやつをガンガン出してたと思います。みんな首かしげながら食べてたんで」
お客さんは違和感を覚えながらも文句を言う人はいなかったようだ。だから良いという訳ではないが……。問題はそれだけではなかった。
「そんないいかげんなとこだから衛生管理もひどく、忙しい時間だと大学生が手伝ってくれましたが、さっきその人がトイレ行って大きい方してそのまま来てて手洗ってないよね?って……。怖くなり2週間で辞めました」
衛生管理がなっていないのは飲食店として致命的だ。即行で辞めたことについては「辞めて満足です。あそこにいたら色々な意味で感覚おかしくなりそうでした」と後悔はない様子。後日談をこう明かした。
「ちなみにその店は辞めて2年後にラーメン屋になってました」
※キャリコネニュースでは引き続きアンケート「仕事を即行でやめた人」を実施しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/HF78WM9H
「2、3人の女性が吹っ飛んでいました」渋谷駅で“ぶつかりおじさん”を撃退!「動画に撮りました。暴行罪であなたを警察に連絡しますね」と言ってみたら……