男性は上司に、ある研究の内容を報告した。すると、上司は翌月にはその内容を
「前に私が教えてやった通りだろう」
と、あたかも自分が教えたことであるかのように語った。男性は呆れ返り、「自分が教えたことになっている」と揶揄する。これはわざとではなく、素でやっている可能性があるから恐ろしい。
また、実験に必要な時間が10~12時間にのぼることもあり、やむを得ず残業が必要になることも。にもかかわらず、
「研究員のくせに残業するな」
と言われた。しかも、この実験は上司の指示でやむを得ず追加でやっている作業だったという。男性は当時の心境を次のように語る。
「効果のないことの証明実験も大切な仕事。しかし、研究員は残業するな、とは今でも全く理解ができない。人件費と成果で研究チームが評価=上司が評価される仕組みなので、余計に腹が立った」
当時はまだ書面で残業届を提出する時代だったが、提出したはずの残業書が上司によって破られ、ゴミ箱に捨てられていることさえあったという。男性は、
「労働組合の委員もいたが、何もしない会社だった。さすが社歴100年超えの腐った会社」
と、会社の体質を批判していた。
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