あるとき、その上司が「無理やり入れた手術日程」の影響を受け、男性が担当する手術の開始時間が遅れてしまったという。キレた時の状況について、こう書いている。
「患者家族様を待たせることになったのでキレてしまって、外来まで行き大喧嘩した」
外来の待合室まで響くほどの口論になったようだ。それは褒められた行為ではなかったかもしれないが、それほどまでに男性は、患者を待たせてしまった事に強い憤りを感じていたのだろう。
「あまりにも両者の声が外来まで響いたのでおそるおそる来た外来師長さんに指摘を受けその場は終わりました」
そうして喧嘩は終わった。後味の悪い結果となったわけだが、実はそれ以降、上司は他の予定も聞いてくれるようになったそうだ。男性は胸の内をこう明かしている。
「やはり必要な時はぶつかるのは大切だなと思いました」
とはいえ、誰でも同じように行動してうまくいくわけではない。男性は、「まああくまでこの上司が人として出来ていたのでお咎めがなかっただけ」とした上で、自身の行動を冷静に分析している。
「嫌な上司は嫌がらせしてくるので、相手がどんな上司なのか、たとえ嫌がらせがきたとしても対処できるor首になっても次の職場を簡単に見つけられるスキルが自分にあるのかなどと相談してぶつかるのがよいかと思います。敵を知り己を知れば百戦して危うからずですね」
もしかすると感情的に反発するだけでなく、その後の展開まで計算していたのかもしれない。
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上司から“あんた”呼ばわりされた男性 「私には、○○と言う名前があるんですが」と言い返したら…
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