牛20頭が脱走! 社長息子のミスなのに「なんで私に言わなかったの?」と事務員が怒られる → “ソッコー退職”した女性 | キャリコネニュース
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牛20頭が脱走! 社長息子のミスなのに「なんで私に言わなかったの?」と事務員が怒られる → “ソッコー退職”した女性

画像はイメージ

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同族経営の職場では、理不尽な出来事がまかり通ることもある。そしてその結果、従業員が退職してしまうことも……。
投稿を寄せた50代女性は、とある畜産会社で事務員として働いていた。子牛の出荷の際にちょっとしたミスがあった。

「近所のお年寄りから『うちの(牛)も運んで』と依頼がきます。それを社長の息子に伝えるのですが、行事予定表に書き込み、デスクにメモを残し、LINEをして電話か直接伝えるのに忘れてしまい自社の子牛だけ市場に乗せて行ってしまいました」

行事予定表、メモ、LINEと、しつこいくらい連絡していたにもかかわらず、忘れられてしまったという。この出来事が退職のきっかけになったそう。(文:林加奈)

自分はしっかり伝えていたのに「なぜか私が怒られました」

社長の息子が近所の牛を運ぶのを忘れてしまったせいで、「まだ来ない」と連絡を受けた女性。

「他の従業員が慌てて近所のお年寄りの子牛を市場に連れて行ったのですが、慌てていたので従業員が牛小屋の扉を閉めていなくて20頭が脱走!残っているみんなで牛を追い込みなんとか収容しました」

大きなミスが重なってしまった。「その時の社長の奥さんの言葉が忘れられません」と女性は振り返る。

「『なんで私に言わなかったの?』って。あんたに関係ある?と思いました。それより、みんなが見る行事予定表に大きく書いてるし、当の本人にはメモとLINEと直接伝える、の三段階使っているのに、なぜか私が怒られました」

理不尽以外の何物でもない。怒られるべきは社長の息子と施錠するのを忘れた従業員であるはずだ。

「息子を叱らない母親と一緒に仕事するのもイヤになり、ソッコー退職」

社長の奥さんはその後こんな言い訳をしたという。

「『うちの子はすぐ忘れるから』って言われたけど、次期社長になる人なのに、お母さんの助けがないと仕事できないなんて、この人が社長になったら潰れるなと思いました」

社長の奥さんに伝えていれば息子は忘れずに近所に寄ってくれたのだろうか。三段階で伝えても忘れてしまうような息子に期待するだけ無駄な気もするが。

「あと、息子を叱らない母親と一緒に仕事するのもイヤになり、ソッコー退職しました」

と、すぐに退職したという女性。しかし、退職しただけでは終わらせなかった。

「健康診断を1回も受けさせてもらえなかったこと、残業手当を1円ももらったことがないこと、社長の奥さんや息子から言われた理不尽な事を書いたノートを労働基準監督署に提出してきました!あー、スッキリした!」

健康診断の未実施や残業代の不払いは、明らかな労働基準法違反だ。ずさんな管理体制と理不尽な責任転嫁がまかり通る職場では女性が退職するのも当然だろう。

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