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仕事量と給与が見合わないようでは、その職場に見切りをつける選択もやむを得ない。千葉県の60代女性は、20年ほど前に採用された大手スーパーでのことを振り返った。
女性の仕事は東京にある本社の事務で、当時の時給は1050円。採用の時点で本社が都心部のA区から千葉寄りのB区に移転が決まっていたそうだが、そこで時給の格差が発生した。
「A区採用だと時給1150円、私はB区採用で1050円。B区は時給が安かった!と、働き始めてからその時給格差の事実を知りました」
移転先で採用された女性は、なんと時給が100円低かったのだ。女性は「慣れるまでは仕方がない」とする一方で、同じ仕事で100円の差があることに「やるせない気持ちでモヤモヤです」とつづった。(文:境井佑茉)
「合格率約5%の契約社員試験」合格するも時給変わらず仕事だけ増える
女性が不満を感じたのは、それだけではなかった。
「まったく仕事の出来ない先輩が私より時給が高いまま、年に1度の昇給はA評価を取っても7円アップしかありませんでした」
そこで女性は時給を上げるために「合格率約5%の契約社員試験」を受け、無事合格したという。しかし合格したにも関わらず、現実は絶望的だった。
「経営悪化の為時給は半年据え置きされ、だけど仕事は契約社員扱いされました」
女性を待っていたのは、変わらず低い給料と、増えた仕事であった。しかも給与は時給にすると、仕事のできない先輩と50円も違わないそう。
「責任だけ増えて本当に辛く、社員からは『契約社員なんだから出来ないパートを管理教育しなさい』と責められ、賢い後輩からは『まるで中間管理職ですね』と揶揄されバカらしくなり」
さらに、先の先輩と「バーターで社内移動」させられ、「なんとかしろ」と責任を押し付けられる始末。そんな状況に限界を感じていたのだろう、「転職しました」と明かした。正当な評価と待遇が得られない環境では働き続けられないだろう。
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