先輩は言い過ぎたと思ったのか、その後「難しくないセットだったらやってもいいけど…」とフォローを挟んだ。しかし女性は、大切な常連客は任せられないと思ったのか、
「『そんな嫌々仕方なくやるような言い方をされたらもう頼みたくない!』と思って、お客様には『当日は予約がいっぱいでお受けできない』と丁重にお断りをしました」
と客の注文の方を断ってしまった。女性としても苦渋の決断だったろうが、責任感の強さ故の、やむを得ない結論だったはずだ。
こうした女性の葛藤の一方で、緊急の依頼を簡単に拒絶する先輩には「ふつふつと腹が立った」という。
「その先輩は以前に私と同じようなシーンがあって私にお願いしてきたことがあったから『え??それおかしくない?』って」
女性は先輩からの依頼は快く受けたのだろう。これまで「ギブアンドテイクでお互い様だから」と寛容な精神で仕事をしてきたばかりに、この一件が「すごくショックだった」と語る。その結果、「もう絶対に仕事を頼まない」と心を閉ざした女性は、
「気分次第で仕事をする方だとわかっていたんですが、確信に変わった後は、その女性先輩と和気あいあいとすることはなくなりました」
と、冷え切った関係へ変貌したことを明かしている。そして残念なことに「セットを依頼してきたお客様はあれ以来来店されなくなってしまいました」とのことで、大切な顧客まで失ってしまったようだ。
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