男性の陽性が判明した翌日、同じ部署の事務職の一人も感染し、会社を休むことになった。するとこの社員は、驚くべき行動に出た。
「事務職が休む際に全社員CCで私宛に“コロナに感染したこと、私が感染源で海外出張が原因であること、出張と称して遊んでいるだけ、自分に万が一があった場合は家族が訴える”など意味不明な誹謗中傷ともとれる長文メールが届きました」
全社員が見ているメールで、「出張と称して遊んでいる」と決めつけられ、「訴える」とまで脅されたのだ。仕事で渡航した男性にとっては、あまりに酷い言いがかりだ。
そもそも感染経路が男性であるという確証はどこにもない。
「帰国後数日しての発症で海外出張が感染原因かも不明ですし、当時は周りもコロナ感染者だらけで、いつかかっても不思議ではない状況だったと記憶しています」
「本人の業績評価を付ける立場にいる」
結局、先に職場復帰したのは男性の方だった。メールを見た周囲の人たちからは、同情の言葉をかけられたという。周囲も常軌を逸していると見ていたのだろう。
その後、メールを送った本人も復帰したが、「謝罪もなく、引き続き同じ職場で仕事をしています」という。だが、話はこれで終わらない。男性は淡々とこう書いている。
「本人の業績評価を付ける立場にいるので、ここ数年の私からの評価は言わずもがなです」
コンプライアンスや協調性の面で評価が下がるのは当然のことだろう。一時の感情で送ったメールの代償は、思いのほか大きかったに違いない。
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