一方で栃木県の30代女性(パート・アルバイト)も、過酷な現場から静かに離脱した一人だ。それは活気あふれる「すし割烹」での出来事だった。
「忙しい時が多く、なかなか(仕事を)教えてもらえず。ついには先輩さんと一緒に説教され、『あんたのいらっしゃいませってなんか覇気がないんだよ。トロトロした感じでさぁ』と言われ……」
十分な指導もないまま、接客態度を完全否定されてしまった。女性は率直に「悔しい」と語っている。そこへ追い打ちをかけたのが、共に怒られた先輩からの「あまり教えられなくてゴメンね」という謝罪だった。
「なんだか申し訳ないという気持ちと重なり、その週の土曜日にバックレ。電話もガン無視しました」
色んな感情が限界を超えたが故の行動だろう。バックレは、社会通念上褒められる行為ではなく、給与の支払いなどでトラブルも起こりうる。しかし、女性はそれほどに余裕のない状況に追い込まれていたことは確かだ。
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