ブラック企業自慢がやば過ぎる! 「年間休日12日」「有休を使えるのは冠婚葬祭のみ。申請には招待状のコピーが必要」 | キャリコネニュース
おかげさまで10周年 メルマガ読者数
65万人以上!

ブラック企業自慢がやば過ぎる! 「年間休日12日」「有休を使えるのは冠婚葬祭のみ。申請には招待状のコピーが必要」

長時間労働や各種のハラスメントがはびこる「ブラック企業」。労働者が声をあげ、日々ブラック企業への風当たりは強くなっている。昨年は厚生労働省が長時間労働を取り締まる組織、「過重労働撲滅特別対策班」を設け、ABCマートやドン・キホーテを摘発したことが話題となった。

ブラック企業撲滅の動きが加速しているが、依然としてひどい会社はあるようだ。4月18日、ガールズちゃんねるには「ブラック企業に勤めて辞めれない人のブラック自慢」というトピックが立った。トピ主自身がブラック企業で働いており、「ストレス発散に話してみましょう」と呼びかけている。

社長が「残業代をどうして出す必要があるのか分からない」と発言

こんな会社辞めたいけど…

こんな会社辞めたいけど…

トピ主は現在26歳。接客業で、週休2日のシフト制で働いている。しかし休日も朝会社に行き1時間ほど無給で働かなければならない。また月に1度は休日であっても朝7時から夜8時まで働かされるが、これも出勤扱いにはならない。会社に全く行かない日は月に1日程度だという。休憩も取れずに働いているが、月の手取りは15万円程度だ。

かなり劣悪な労働条件だが、ひどい体験談は他にも多数ある。給与のブラックぶりをあげる人からは、長時間労働をさせられるのに残業代が出ないという訴えがあがっていた。

「社長が『残業代なんて、どうして出す必要があるか分からない』と言ってました。 月100時間近いサービス残業でボロボロの社員の前で。もうこの人には何言っても無駄だと思いました」

祖父が危篤のため休もうと思ったら「死んでからじゃないと休みはあげられない」

有給休暇が使えないという投稿も相次いだ。有休を使うにはよっぽどの場合でないと承認されない企業が多くあるようだ。

「この10年間で休んだのは、3年前にインフルエンザにかかった時だけ」
「有給は冠婚葬祭じゃないと使ってはいけない。しかも、招待状のコピーを付けて申請しなければいけない」
「葬式で急遽休みが欲しいと言ったら、『なんでもっと早く言わないの!?』って言われた。葬式なんて予定立てられる訳ねーだろバカ!」

また、有休がたくさん残っていたにもかかわらず、祖父が危篤になった際に休みを希望したら、「死んでからじゃないと休みはあげられないから」と言われたという人も。そもそも「有給なんてない」と投稿する人もいた。

有休だけではなく、普段から全く休ませてもらえない人も多いようだ。「年間で12日くらいしか休まなかった年がある」「50日連続勤務した」といった報告もあがっていた。

こういった体験談には、「み、みんな…人質にとられているの?早く逃げたほうがいいって!」という反応が寄せられた。また、「自分の勤務先がブラックだと感じながら、何故辞めないのですか??」という疑問も出る。

「自分が甘いんじゃないか?」と感覚が麻痺して辞められなくなる

これには過去にブラック企業に勤めていた人が回答していた。まず、次の仕事が見つかるか分からないという不安があるだけでなく、短期間で辞めると履歴書の職歴欄が「汚れる」ので「最低2年は頑張らないと」と思ってしまう。また、平日に働いていればハローワークにも行けないし、そもそも面接に行こうにも有休が取れない。そういった状態が続くと、「自分の感情に蓋をする」ようになるのだという。

「自分が甘いんじゃないか?って思えてきて、つまり麻痺ですよ。普通の感覚は辞めてから戻るんです」

麻痺というよりもはや洗脳されてしまっている部分もありそうだ。この人は、「辞めてよかった」とは言うものの、「何でもっと早く辞めなかったのだ自分」と後悔も滲ませていた。

あわせてよみたい:「ホワイト企業あるある」に嫉妬

キャリコネであの有名企業の「働きがい」「年収」「残業」の実態を見る

 
 

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

アーカイブ