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「有休取って申し訳ありませんでした」 冠婚葬祭で休んだだけで反省文、ブラック企業の洗脳がえげつない

休んで、申し訳ございませんでした...

休んで、申し訳ございませんでした…

投稿者のおざなりさんは、かつてブラック企業に勤務した経験がある。今年2月にはてなブログに公開した「ブラック社畜が労基に行った話」という記事は話題となった。

おざなりさんの後輩は、冠婚葬祭のために有休を取得。その際に会社から反省文を書かせられたというから驚きだ。有休は働く人の権利であり、取得にあたって会社に理由を説明する必要はない。ましてや有休を取得した人に反省文を書かせるとは、ありえないことだ。紛れもないブラック企業である。

しかも後輩は、そうした状況が当たり前かのように受け入れており、ついには「2連休とか実質無職じゃないっすかww」と発言。悲しいことに、ブラック企業に完全に染まってしまったようだ。

過酷な労働環境で正常な判断力を失い、洗脳を進めていくブラック企業

このツイートに対しては、「ありえない!」というコメントが寄せられている。

「ありえない。 明らかに会社側の頭がおかしいです」
「有給とって反省文とかありえない 社員=奴隷 という図式が成立してる」

ブラック企業に入社して変わってしまうという人はやはりいるようだ。ツイッターにも知人がブラック企業に入り急に根性論を語ったり、「残業代はいらない」と言い出したりするようになった、という投稿があった。「洗脳されたのでは」と心配している。

ブラック企業では長時間の労働で心身ともに疲弊する。そこに会社がトップダウンで価値観を無理やり注入するのだから、働く人が染まってしまうのも無理もないのだろう。

中には、人為的に極限状態を作る会社もある。NPO法人POSSE代表の今野晴貴氏は、今年4月、ヤフー個人に投稿した記事の中で、ブラック企業の研修を紹介。睡眠を取らせない、外界との連絡を遮断する、同期同士の粗探しをして指摘しあうなどの研修が行わることがあるが、同氏をそれを「洗脳研修」と評する。研修の目的が「新入社員たちをある種の『心神喪失状態』に追い込み、正常な思考を奪い去ること」にあるとしている。

従業員を疲れさせて自社の都合のいいように洗脳する非道なブラック企業は厳しく糾弾され、なくなってほしいものである。

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