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「お店で顔を覚えられると行きにくくなる」という心理 「変なあだ名つけられてそう」と警戒する人も

いきなりだけど、僕は引っ込み思案で人見知り、おまけに引きこもりで声が小さいという、社会で生きていくだけで精一杯のダメ人間だ。こういう人間なので、役所、銀行、そして買い物などは、非常に心が重くなる。他人と会話するのが辛いので、簡単なやり取りですら満足にできない。

コンビニなんか最悪だ。「温めますか?」や「ポイントカードはございますか?」や、「こちらのくじを1枚お引きください」なんて言葉を仕掛けられるだけで、なんか知らないけど顔が赤くなり、冬でも汗が出る。完全に頭がおかしい人みたいになっている。(文:松本ミゾレ)

弁当買いに行ったら「たまには店内でも食べていってくださいね」

店員さんに顔を覚えられたくないな

店員さんに顔を覚えられたくないな

だから、お店でも極力、店員とは余計な会話はしないようにしている。欲しいものがどこにあるか分からなかったら、自力で探す。なければあきらめて帰る。それほどに、店員と接触するのが辛い。

そんな僕が、「ああ、分かる」と感じた意見をネットで見かけた。ガールズちゃんねるに立てられた「お店で顔を覚えられるのが嫌な人」というスレッドである。

スレ主は近所にあるチェーンの定食屋で、週1ペースで弁当を買っているという。しかし、3回目で学生バイトっぽい男性店員に「今日はお疲れですね!」「明日も仕事頑張ってください」などと話しかけられるようになった。そして、

「ついに今日『たまには店内でも食べていってくださいね』と言われ、完全に行きにくくなりました。 店員さんから知り合いのようや態度を取られるのが嫌な人、いませんか?」

と書き込んでいる。

この投稿をした人、僕ほどではないにしても、多少人見知りというか、他人と接触することに多少の抵抗というか、めんどくささ、やるせなさを感じるんだろう。

そりゃあ店員さんにしてみれば、お客さんとのコミュニケーションは大事だろうし、もしかしたらタイプだったから積極的になったのかもしれないけど、苦手な人にこの対応はキツかったりする。

気にする人はただの「自意識過剰」なのか

では、ついでにこの投稿に対して寄せられたコメントを見ていきたい。

「『ありがとうございました』が『毎度どうも!』『いつもありがとうございます!』に変わったとき、もう来るのやめようか検討する」
「服を見に行って別の店を見てから戻ると『おかえりなさい』って店員が近づいてきてなんか嫌」
「顔覚えられたら変なあだ名つけられてそうでヤダ」

と、案外同じようなことを考えている人がいることが分かった。結構みんな、好意的に話をしてくる店員に対して「勘弁してよ」とか「はぁ?」なんて気持ちを抱いているということだろう。

コメントの中に「顔覚えられたら変なあだ名つけられてそう」というものがあるけど、これは実際にあることだ。サービス業で仕事をしている人なら、絶対そういうお客さんに心当たりがあるはず。僕も以前、アルバイト先で客のあだ名を考えるのが好きだったし。

なまじ自分がそういう嫌な人間だから、目の前の店員もそういう人間に見えてしまうという部分があるかもしれない。

もちろん、こういう人たちに対して「自意識過剰」という意見もある。たしかに、周囲の目がやけに気になるとか、知らない人がどんどん自分の顔を覚えて親しげになるのが嫌なだけの話なのである。だけど、たったそれだけのことがどうにも我慢できないのも事実だ。

僕を含め、こういうのが苦手な人にとっては、ネットショッピングというのはとても親和性が高いと思う。まあ、「届けてくれる配達員との接触すらキツい」という側面はあるけど、わざわざ店に出向かずに買い物ができるだけでも、だいぶマシだ。

ああ、そういえばもうすぐ確定申告だ。また他人と込み入った話をしなきゃいけないのか。キツい。

あわせて読みたい:接客業で経験したとんでもない客

 

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