面接でされた答えに困る質問 「生きるとは、幸せとは何ですか?」「卵料理を10個あげよ」
こうした意味不明な質問は、仕事には関係がなく「ハァ?」と苛立ってしまいそうだが、どう答えればベストなのか迷うものだ。返答によって頭の回転の良さ・機転が利く人物か見ているとも思われ、油断できない。他にも、こんな書き込みがあった。
「『卵料理10個あげよ』玉子も食品も関係ない仕事です」
「仕事とは、生きるとは、幸せとは何ですか? お一人1分以内でまとめて答えて下さい。では、端の方からどうぞ」
「某有名雑貨店『自分を動物に例えると?』。同期は『自分をアイスクリームに例えると?』と聞かれたらしい」
動物占いか!とツッコミたくなるが、このように、職種にまったく関係のない質問をされることは多いようだ。なかには、コールセンターの面接で「お酒ならビールとワインどっちが好き?」と聞かれ、「ビールと答えたらそこから面接官の笑顔が消え、不合格。意味本当にわからない」と困惑する人もいた。
また、面接は「社畜探し」なのか?と感じる一幕も。経理事務の集団面接で、こう言い放った社長がいる。
「俺が夜中まで店で飲んでても連絡したらすぐ迎えに来れるか?来れる奴が採用だ!」
5人は「……。(ハァ?の心境)」と黙り込んだが、1人が「行きます!社長のためなら何でも致します!」と答え、即採用になったというから恐ろしい。
「この会社の悪口を言ってください」と言われて答えたら……
どこまでもへりくだるのはおかしいが、一定の「お愛想」は必要かもと感じる書き込みもあった。「最後の質問で、社長に『じゃあね~、君の血液型当ててあげる!!B型でしょっ?!』とテンション高めに言われた」という人は、「いえ、O型です」と冷静に答え、落ちたそうだ。
「あれは何と答えるのが正解だったのだろうか…」
と振り返るが、社長が気に入らなかったのは血液型ではなく「答え方」のような気がする。
では、何でもテキパキ愛想よく答えるのが良いかというと、実はそうではない場合もある。「この会社の悪口を言ってください」と言われ、「横にいた女の子が物怖じせず堂々と批判的なことを話した。残りの3人は言えずにもぞもぞしていたら面接終了」と書いた人は、
「次の面接に進めたのは何も話さずもぞもぞしていた3人でした」
と明かす。この場合「答えない」が正解だったのだから愕然とする。
スレッドは「困惑した経験談」が多いなか、少数だが模範解答もあった。「あなた自身を電化製品に例えると何ですか?」と聞かれた人は、
「電子レンジって答えた。どんなクライアントやお客さまにも、臨機応変に対応します的なことを答えたわ」
と披露。これには感心するレスが複数寄せられていた。まったく面接は大喜利か弾問答かと思っていると、「この絵を見て一言」と本当に大喜利をやらされたという人がいた。「これやられたの15年くらい前です。とりあえず合格しました、ユーモアと頭の柔らかさを見たらしい。公務員試験です」と書いている。