長時間労働は恋愛や結婚にも悪影響 「交際の妨げになった」が7割以上、「交際を諦めて仕事に集中」というワーカホリックも | キャリコネニュース - Page 2
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長時間労働は恋愛や結婚にも悪影響 「交際の妨げになった」が7割以上、「交際を諦めて仕事に集中」というワーカホリックも

今日は約束してたのに……!

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長時間残業によって交際に支障をきたした経験について聞くと、一番多かったのは「一緒に過ごす時間が明らかに減ったことがある」(38.2%)だった。

他にも「相手に迷惑をかけた・我慢をさせたことがある」(37.7%)、「相手から迷惑をかけられた・我慢をさせられたことがある」(15.9%)、「けんかになったことがある」(12.7%)といった回答が多い。一方、「うまくいかなくなった経験はない」は25.0%にとどまり、7割以上の人が、長時間労働が交際の妨げになった経験があるようだ。

長時間労働のため交際相手とうまくいかなかったときの対処法を聞くと、最も多かったのが「相手に我慢してもらった」(48.6%)で、約半数がパートナーに我慢を強いているようだ。2位に「残業を減らす努力をした」(31.7%)がランクインしたが、「交際を諦めて仕事に集中した」(15.5%)、「特に何もしなかった」(14.8%)という回答が続く。

我慢をしてもらうにせよ別れるにせよ放置するにせよ「私と仕事、どっちが大切なの?」で後者を選ぶ人が過半数を超えている。しかし「上司(または社内の誰か)に相談した」(13.4%)、「転職した」(9.2%)という人もいるようだ。

結婚しても「相手に我慢」「何もしない」「諦めて仕事」

「結婚相手とうまくいかなかったときの対応」についても、「うまくいかなくなった経験はない」は21.8%と決して高くはなかった。

一番多かったのは先ほど同様に「相手に迷惑をかけた・我慢をさせたことがある」(30.9%)で、次いで「一緒に過ごす時間が明らかに減ったことがある」(29.5%)と続く。また13.6%が「けんかになったことがある」も回答しており、結婚相手とうまくいかなくなった経験がある人は69.8% となった。

これらの対処法も交際時と上位2位は同じで「相手に我慢してもらった」(49.5%)、「残業を減らす努力をした」(36.0%)となっている。しかし3位が「上司(または社内の誰か)に相談した」(17.1%)で、交際時に比べ改善に努める人が多くなっているようだ。一方で、「特に何もしなかった」(13.5%)、「諦めて仕事に集中した」(11.7%)と答える人もいた。「転職した」という人は11.7%で低めの結果となった。

また回答者の69.1%の勤務先ではプレミアムフライデーが導入されておらず、その予定もないという。この政府が進める「働き方改革」がワーク・ライフ・バランスの改善に役立つか聞いてみると、「日本で働き方を改革することはまだ難しいと思う」(14.1%)、「効果はあまり期待できない」(32.7%)と、あまり期待を持てないという回答が46.8%を占めている。

その一方で、「とても期待している」(10.0%)、「改善のための意識づけにはなると思う」(17.7%)と期待を込める回答者が3割近くいることも分かった。

こう見ていると若者の恋愛離れも少子高齢化も家族とのコミュニケーション不足も、すべて長時間労働のせいなのではと思えてくる。「働き方改革」に期待したいところではあるが果たしてどの程度成果が出るだろうか。

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