女性の6割が職場の人間関係に悩み 解決策は「無理に仲良くしない」「必要以上に関わらない」という人も
エン・ジャパンは6月29日、女性の「職場での人間関係」のアンケート結果を発表した。
調査は4月20日~5月24日、20~40代の女性501人を対象にインターネットで回答を得た。
「過剰に気を遣う」「気軽に話せない」など距離感に悩む人多数
57%の女性が「職場の人間関係に悩んでいる」と回答した。世代別に回答を見ると、最もポイントが高かったのは20代の61%だった。悩んでいる内容はどの年代でも「過剰に気を遣う」(55%)が1番多かった。解決法としては、
「無理に仲良くなろうとしない」(24歳)
「必要以上に話したり、関わらないようにする」(31歳)
「休憩中は1人で過ごす」(43歳)
と関係性を持つことを控える、という声が多く挙げられた。2位以降は「気軽に話せる人が少ない」(29%)、「否定的なコミュニケーションが多い」「ハラスメント(セクハラ・パワハラ等)がある」(同28%)と続く。
年代別に見ると、20代は「会話・交流の輪に入りにくい」(24%)、30代は「性格が合う人が少ない」(23%)、40代は「ハラスメントがある」(34%)、「否定的なコミュニケーションが多い」(33%)という回答が目立っていた。
“飲みニケーション”は大切だと感じている20代も
悩みの種となっている相手を聞くと、全年代で「上司」が56%で最多。2位以降を年代別に見ると、20代は「先輩」(51%)、30代は「同僚」(42%)、「先輩」(41%)、40代は「同僚」(48%)と、年代を重ねるにつれ悩んでいる相手の立場が推移していることが分かる。
また職場で良い人間関係を築くために意識していることを聞くと、1位は「挨拶」(82%)、2位「笑顔」(62%)、3位「礼儀正しさ」(60%)となった。
また”若者の飲み会離れ”が話題になっているが、他の世代に比べ20代は「飲み会に積極的に参加する」(20%)が特出していた。いわゆる”飲みニケーション”は重要だと考えている人は少なくはない、といえそうだ。
30代は部下を抱え始める人が多いためか「積極的に褒める」(16%)、40代は「理解・共感を積極的に示す」(49%)、「相手の意見を積極的に聞き入れる」(47%)、「自分の意見を積極的に伝える」(22%)という項目が他世代と比べてポイントが高かった。他にも
「仕事以外の会話をする」(28歳)
「相手に対して配慮、働きやすい環境を意識する」(30歳)
「感謝をすぐに言葉で伝えること」(38歳)
「自分の仕事は完璧に行う」(43歳)
などの声が寄せられた。
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