群馬県民の6割「群馬を他県に自慢できる」 昨年度から大幅上昇、ネタ扱いされても「話題性はある」
同県の広報担当者はキャリコネニュースの取材に対し、結果について「胸を張れる数値。かなり上がったと感じます」と感想を述べた。昨年の調査時と今回の調査時で広報戦略は変えておらず、急上昇は「これまでの積み重ねの成果ではないか」との見方を示す。ゆるキャラ「ぐんまちゃん」を積極的に活用したり、県民向けのテレビ番組や広報誌などでイメージアップに力を入れてきたことが結果に結びつき始めたと受け止めていた。
また、民放のテレビ番組等で、都道府県の魅力度ランクで低くなりがちな「北関東3県」の括りとして取り上げられることも増えたため、「県外での知名度が上がってきていると感じる県民も多かったのではないか」とも話していた。
今年夏には漫画原作の「おまえはまだグンマを知らない」のように、同県を題材にした映画が公開されている。こうした作品やネットで、同県がかねてからネタ扱いを受けていることについては「自虐だとしても話題性はあると思う」と、前向きな見方を示した
「ゆくゆくは県民自身が群馬の良さを発信できるようにしたい」
ただ、アンケートで「県に愛着がある」と答えた割合(84.3%)と「自慢できる」(61.2%)との回答に差があることは課題の1つと捉えているという。「自慢できるかどうかは主観が入るので、分析は難しい」と感じつつも、「今後は『自慢できる』が8割に届くよう広報活動に力を入れていきたい」としている。
担当者は、「群馬県は、ブランドイメージが下のほうにあるのが現状です。県では、県民の方に自分の県の良さや素晴らしさを実感できるよう情報発信をしていき、ゆくゆくは県民自身が発信していけるようになったら」との思いを明らかにした。
※ウェブ媒体やテレビ番組等で記事を引用する際は恐れ入りますが「キャリコネニュース」と出典の明記をお願いします。