「みんな残業してんだからお前もしろ!」 意味不明な同調圧力から生まれる日本の絶望的な労働環境 | キャリコネニュース - Page 2
おかげさまで12周年 メルマガ読者数
65万人以上!

「みんな残業してんだからお前もしろ!」 意味不明な同調圧力から生まれる日本の絶望的な労働環境

帰りたい

帰りたい

先日、匿名掲示板「2ちゃんねる」で「上司『あいつらも残業してるだろ、お前も残業しろ』←これ本当に言われる日がくるとは思わなかった」というやや長いタイトルのスレッドを見かけた。

スレッドを立てた人物は、自分の仕事はもう完璧に終わっているし、その上に5時間も残業させられたようだ。5時間なんて、そんな時間があれば、さっさと家に帰って、家事なり趣味なりをした方がいいに決まっている。これじゃあもう帰って寝るだけが関の山なんじゃないだろうか?

当人は自分の仕事を全て終えているのに、周りが残業しているだけの理由で、上司から残業をしろと言い渡されるのも残酷である。

そもそも日本人は働きすぎだ。中にはサービス残業を強いられる人もいるし。まるで心身をいかに壊さずに走り抜けるかを競う、不毛な我慢大会である。

「20時前に帰ったら翌日早く帰ったとか小言言われる」

当該スレッドには、他にも似たような状況に置かれている社会人の悲痛な叫びが色々と書き込まれていた。それらのうち、深刻なものをいくつか紹介したい。

「やることないのに他が帰れないからって残らされるのホント謎 。20時前に帰ったら翌日早く帰ったとか小言言われるし。全然早くねーよ残業代も出ねーのにアホか」
「労基に怒られて本社が報告書みたいなの作ってたが『週一回日曜日に休ませればセーフなのに他に比べて休み少ないから怒られた』みたいなアホ丸出しの資料が来たしマジでクソ」
「『他の人が頑張ってるんだからやることなくても残ってようよ』とは言われたことある 。で何もせずに残って挙句タクシーで帰って制作費赤字にしてたんだから笑えるわ」

見よ、この地獄みたいな体験談の数々を。非効率の極みのような、残業の強制の先に得るものは、疲労かストレスか。いずれにしても、全く誰も幸せになっていない。

今の日本経済の足を引っ張っているのも、こういった労働環境なんだろう。労働者を長い時間残業で拘束したら、家と職場の往復だけが関の山。これじゃあ消費もできない。その上賃金もたいしたことがないわけだから、心も死ぬ。

この国をじわじわ、真綿で絞め殺すようなものであるが、無意味な残業を指示する当事者は、そんなことおかまいなしなんだろうなぁ。

社会人と言ったって、別に労働のために生きているわけではない。人間らしい暮らしを維持するためのお金を得るために働いて生きている。その前提を、しょうもない体裁や職場の雰囲気を維持するために無視しているから、過労死も相変わらず起きるし、労働者の定着率が異様に低い職場が発生してしまうのだ。

ただ、やっぱり必要のない残業をはっきりと拒絶できる働き手があまりに少ないのではないか、と感じるところはある。無意味な残業を支持する上司、無駄な残業を受け入れる労働者。こんなのどっちもガンである。空気なんて読まないでいいからさっさと帰ろう。

※ウェブ媒体やテレビ番組等で記事を引用する際は恐れ入りますが「キャリコネニュース」の明記をお願いします。

キャリコネであの有名企業の「働きがい」「年収」「残業」の実態を見る

 

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

人気記事ランキング

  1. 「上からの無茶振り」から部下を守る 管理職が“防波堤”になる交渉術
  2. 市役所のクレーマー「お前、高卒か?」 → 高学歴男性が「院卒です」と答えた結果【実録マンガ】
  3. 会計で「クレジットカードを返されてない」と本社に猛クレーム 防犯カメラを確認すると…
  4. 失礼すぎる!下着売り場で「もうこの歳になると見る人誰もいないでしょう?」と店員 ブラのサイズが滅茶苦茶なのに…30代の頃の嫌な記憶
  5. 最悪!上司が重要データを勝手に削除→「責任は部下」となすりつけ その正体は「会長の古い愛人」だった件【実録マンガ】
  6. 市営駐車場で「お金を取るなんておかしい!」バイトスタッフに食ってかかってきた60代男性→妻は「仕方ないでしょう」と宥める
  7. 理不尽上司にムカついたので「そのまま事務所でエリアマネージャーに電話して退職」薬局を即行で辞めた女性【後編】
  8. 「お前どこにいるんだ、会社に来い!」海外出張中、社長から怒鳴られ…年収950万円の営業マンが絶句したワケ
  9. 「あなたの日本語おかしいわね、日本人?」と電話口でクレーム → 「ご予約いただかなくて結構です」とお断りした男性【実録マンガ】
  10. 職場で靴を盗まれた? 「警察に通報します」と貼り紙をした女性の怒り【実録マンガ】