稲村亜美に4000人の中学生球児が殺到するトラブル 運営側「今後各学校に指導するかは検討中」
連盟の担当者によると、大会に参加したのは202チーム。始球式では、各チームの代表1人がプラカードを持ち、稲村さんを遠くから囲むように立っていて、ネットに投稿されたような、大勢が取り囲む形ではなかったという。投球式後も、他の選手らは列に並んだまま、自分の位置から動かないよう指示をしていたが、
「結果的に、選手らが勝手に動き、大勢で稲村さんを取り囲む形になってしまった」
と言う。選手らが押しかけた理由について、一部報道では「握手を求めた」とも言われているが、「そのあたりのことはまだ良くわかっていない」と明言を避けた。
ネットに投稿されている動画を見ると、球場にいる審判員らスタッフが止めに入ったほか、会場アナウンスでも4回「選手の皆さんは大変危険ですので元の位置にお戻りください」などの注意がされている。稲村さんは約40~50秒間に渡りもみくちゃにされていたことになる。
トラブル後、稲村さんに何らかの謝罪をしたかどうかについては「特に何も。現場の担当も何人いるからわからない」とコメント。また、当日、連盟から各学校に向けた注意は特段行っておらず、今後、選手らに状況を聞いたり指導したりするかについても「どうするか現在検討中」と答えた。
稲村さんは中学生らから解放された後、会場で
「皆さんの熱気も伝わってきたので嬉しいですし、この熱気を試合に爆発させて優勝目指して頑張ってください」
とコメントしていて、当日のインスタグラムでも
「色々とハプニング?も起きてしまいましたが、みなさんのパワーが伝わってきてわたし自身は貴重な経験をさせてもらえました」
と気にしていない素振りを見せていた。しかし、ネットでは「やられた方は大丈夫ですと言うしかないのだから、それを真に受けないように」「運営は謝罪すべき」と、稲村さんを気遣う声も多数出ている。