今年の社員は「チームパシュート型」――「SNS駆使しチームの協力関係構築、スピーディーに活動」
2018年卒の新入社員は、売り手市場傾向を追い風にスピーディーに就職活動を終えることができ、「ひところの就職『氷』河期とは様変わりである」と分析する。とはいえ、就活が学生にとって大きなイベントであることには変わりなく、
「少数の仲間同士でSNSを活用し、綿密な情報交換で協力関係を構築し、内定というゴールをめざした」
と総括した。一方で、「就活は短期決戦だったが、入社すればおよそ40年もの長期戦である。自分なりのテーマをもって仕事をする努力を怠れば周回遅れも」とも指摘。最近では転職で会社や業種を変えることも珍しくはなくなっているが、入社後の研鑽を促した。
新入社員の「名付け」は毎年、一般社団法人日本生産性本部による発表が恒例だ。2017年は「キャラクターゲーム捕獲型」、2016年は「ドローン型」と言われていたが、同団体は昨年度を持って発表を終了している。ネットではこれまでの発表と今回の発表を受け、「シンクタンクは新入社員に時事ネタ絡めたレッテル貼りがち」と、冷めた声も出ていた。