「深夜まで接待して疲弊」「断ると社内で居場所なし」 接待で疲弊する若手社員の声
「休日にはゴルフや釣り等の社内、社外接待があり断ると社内での居場所を失ってしまう為、断るに断れない」(法人営業 20代後半 男性 正社員)
「接待をやれという営業スタイル。支店長クラスになると週に2~3回接待が入り、翌日は二日酔いで出社なんて当たり前」(法人営業 20代前半 男性 正社員)
「接待で平日の夜や休日が潰れてしまう」という口コミが多く見られた。通常業務に加えて深夜まで接待が続き、二日酔いや体調不良が翌日に響くことも。定時で仕事が終わっても接待のために帰宅が深夜になり、その時間は給与や残業に反映されない企業もある。
接待は会社のお金でセッティングできるとはいえ、先方の好みのリサーチや手土産の準備など、細部に渡って気配りが必要となる。頻繁に続くと社員の負担になってしまうことは間違いないだろう。
実力よりも上司へのゴマすり? 出世を左右する”社内接待での振る舞い”
接待というと、取引先をもてなすイメージを持つ人が多いだろう。しかし実際は、社内にも存在する。
「社長にどれだけ気に入られているかが評価基準。仕事終わりに社長行きつけの近所の居酒屋での接待と、休日献上での接待でいかに気に入られるかに尽きる」(技術関連職 20代後半 男性 正社員)
「ゴルフ、接待、麻雀、お酒の強さ、飲み会でのキャラ立ちも出世できるか否かの評価になる」(ルートセールス 20代前半 男性 正社員)
「まじめさより接待がものをいう世界」(ルートセールス 20代後半 男性 正社員)
実力次第で平等にチャンスがまわってくるはずの昇級だが、いかに上司や社長の機嫌をとるかが大きく影響してくるというのはやりにくい。
このような体質の会社で上を目指そうとする場合、社内接待が抵抗なく行える精神的な強さが求められるだろう。本来ならば、大きなビジネスチャンスを生み出すキッカケになる接待。社員にとって無理ない形で有意義な時間を過ごすために、そのあり方や頻度を会社全体で見直すことも大切だろう。(※参照元 キャリコネ「接待」)