2019年卒就職人気企業ランキング ソニーは理系で2年連続1位、文系でも7位と存在感示す
マイナビと日経は4月24日、2019年卒の大学生らを対象にした就職人気企業ランキングを発表した。文系1位は全日本空輸(ANA)、理系1位はソニーで、いずれも昨年に引き続き2年連続の首位獲得となった。
ソニーは理系のみならず、文系学生の人気も高まっており、文系学生の志望ランキングでは38位から7位に躍進している。
オリエンタルランドは文系ランキングで5年ぶりにトップ10入り
調査は今年2月から4月にかけて、大学3年生と大学院1年生を対象に実施。4万3595人から回答が集まった。
文理別にランキングを見ると、文系の2位は日本航空(JAL)。3位は東京海上日動保険、4位はJTBだった。5位のオリエンタルランドは5年ぶりにトップ10入りしている。6位はエイチ・アイ・エスで、8位以下は損害保険ジャパン、伊藤忠商事、資生堂がランクインした。
理系の2位は味の素で、3位は明治グループ。4位カゴメ、5位サントリーグループと、食品メーカーの人気が高い。6位の森永乳業は昨年21位から順位を大きく上げ、初のトップ10入りを果たした。その後は7位NTTデータ、8位資生堂、9位トヨタ自動車、10位アサヒビールと続いている。
調査では、関東を除く全国の地域ごとに人気の企業も発表されている。北海道の1位は、ドラッグストア、アインズ&トルペなどを展開するアイングループ。2位はチョコレート製造で知られるロイズコンフェクト、3位は北洋銀行だった。東北の1位は、宮城県内で5割以上のシェアを持つ七十七銀行。2位はアイリスオーヤマ、3位は東北電力だった。
東海地区の1位はトヨタ自動車。2位が一条工務店、3位がデンソーと、メーカーの根強い人気が伺える。この他、各地域の1位は北陸がYKKグループ、関西が積水ハウス、中国・四国地域がオハヨー乳業、九州・沖縄地域は、佐賀県に本社を置くブライダル企業アイ・ケイ・ケイだった。