飲みの席での上司の武勇伝、許されるのはおごりの場合だけ? 「割り勘ではダメ」に納得
飲み会の席で聞かされて部下がウザいと感じるのは上司が語る武勇伝。最初は素直に尊敬したり、「すごいですね」と調子を合わせることができても、何度も同じ話を繰り返されるうちに「いいかげんにしてほしい」「すでに聞いているので反応に困る」と内心思う人も多いのではないだろうか。
8月22日の情報番組「ちちんぷいぷい」(毎日放送)で話題になっていたのは飲みの席での上司の武勇伝語り。クラフトビール大手の「ヤッホーブルーイング」が8月3日に発表した「上司と部下の飲み会実態調査」の結果について出演者たちが意見を戦わせた。(文:みゆくらけん)
そもそも上司は武勇伝を語りたいから部下と飲みに行く?
「上司の武勇伝、自慢話を聞かされたことがありますか?」という質問に64.4%がYESと回答。「若い頃の武勇伝を何回も話すから困っている」などとネガティブなイメージで捉えている部下も多い。
しかし、お笑いコンビ、シャンプーハットのてつじは「武勇伝喋りたいから後輩誘うんですやん」と、なるみも「そのための飲み会」と上司を擁護。豊崎由里絵アナウンサーが「そんなんで呼ばんといてほしい」と後輩としての正直な反応を示すも、「(同じ話をされても)同じ反応しといたらええねん」(なるみ)、「同じ話しかさせへんような状況にする後輩が悪い」(てつじ)と一貫していた。
ただしこの件について、てつじ的にはルールがあるようで
「最後上司が場代を全部払うというルールのもとですよ? 割り勘で自分だけの武勇伝話す人は僕はダメやと思います」
とキッパリ。これにはなるみも「そんな人(割り勘で武勇伝語る人)とは行けへんようになる」と同意していた。
「ヨイショしまくって今度またおごってもらえるように努める」という強者も
「武勇伝語りたいならおごれ」ということだが、確かにこれなら納得する部下も多いかもしれない。割り勘で同じことをされると「これ何の仕事?」とうんざりするが、おごってもらえるならまァいいか、と。
番組の街頭インタビューでも上司の武勇伝を「苦ではないですね」と答えていた男性は「すごいヨイショしまくって気持ち良くなってもらって今度またおごってもらえるように努めますね」と答えていた。これがおごりではなく割り勘だったなら、また反応は変わってくるのだろうと確信する。
しかしそれ(おごり飲み)でも「サラリーマンは勤務中とその後は別物なので」と姿勢を崩さなかったのは豊崎アナだ。これまで相当ウザい目に遭ってきたきたのだろうか。
最近では「おごってもらえる飲み会でも参加したくない」という人が3割いるというような調査結果も出てきているし(pringの調査より)、やはり飲みの席での武勇伝は控えめにしておいたほうが”ウザい上司判定”されずに済むのは間違いなさそうだ。