正社員として就職できた人でも「どうせ自分なんてまたすぐやめさせられる」「こんな所でもいさせてもらえるだけで恵まれてる」と自己肯定感が非常に低く、会社から冷遇されても立ち向かわずに現状を受け入れてしまう傾向があるようだ。同世代が非正規で使い倒されている光景を見続けてきたため、「正社員で雇われている自分は幸福だ」と言い聞かせている面もありそうだ。
非正規社員はどこか正社員に優越感や安心感を与える存在になっている。「非正規社員よりはマシ」と、自身が置かれている酷い労働環境から目を逸らすために利用されているようにも思える。
「就活しようにも求人が出てない。数少ない求人もコネで埋まる。残りの求人(ブラック含む)を何十人で取り合う」
明らかなブラック企業に渋々就職した人が多かったため、「転職経験ある人が多い」のもこの世代の特徴だ。
就活対策に力を入れる人多数「資格で武装するしかなかった」
新卒就活時には、就職対策に躍起になっていた人も少なくない。
「高卒で働こうと思ってた子も求人が無さすぎて、専門学校で資格とったりしてた」
「ろくに就職先がなかったからワーホリや留学にいってる人が多かったな 資格武装するしかなかった」
資格を多く取ったり留学したり、他者と差別化を図ろうとする傾向があったという。
さらに、就職氷河期という荒波を乗り越えて無事に就職できても、「バブル世代のノリが理解できない。体育会系のコネで入社した元ラガーマンが心底うざい」と、バブル世代の楽観的な態度にイライラさせられることも多かったようだ。
「氷河期世代の大手企業とその関連企業 公務員以外に就職した人は本当に低所得 この世代の格差が笑えない」
政府は人手不足対策として外国人労働者の受け入れ拡大を発表したが、時代のせいで割りを食った氷河期世代の救済策は打たれていない。国は、この世代の職業訓練や就労支援なども積極的に行うべきではないだろうか。