「周りが残っているから帰れない」は、ニッポンの労働環境あるあるです。心を強く持って「1人でも定時で帰る!」を徹底するしかないですが、同調圧力に弱い日本人は、そう簡単に割り切れないのも現実です。
スレッドには、似たように状況に苦しむ人が、次々とコメントを書き込みました。
「こっちは子供迎えに行くリミットもあるし、帰宅後もまだ戦いは続くのにお局ばばあ達が居座って私まで帰りにくい始末」
「私の上司は残業時間が少ないとネチネチ言ってきます。 定時で帰ろうとすると他部署の人達まだ帰ってないなーと言います。知らんがな」
また、目立って多かったのが「残業している人が偉い」とする職場風土に対する怒りです。
「ホントは定時で終わるのにわざと伸ばして残業代をもらってる人いるよね。真面目にやってる私が馬鹿みたいだわ」
「そんな環境を許してる上司だと、テキパキ仕事を終わらせて定時で帰る人がサボってるように見える。アホらしい」
実務能力の高い人ほど時間内に仕事をこなせるのに、要領が悪くて人件費がかさむ人が評価され多く稼ぐのは腹立たしい!と不満を持つ人のなんと多いことか。これでは、優秀な人のモチベーションは下がるばかりでしょう。アドバイスとして転職を薦める声も多数ありました。
「とにかく社内に『残業=悪』の風潮を植え付ける」
しかし泣き寝入りする人ばかりではありません。周囲にどう思われようと絶対に「定時で帰る」という人も複数いました。中には、
「私は定時で帰り続けてたら後輩もそれにならって帰りだして、残業するのはだらだらしてるお局だけになったよ」
という人も。自ら率先して行動することによって、少しずつ変えられる場合もあるようです。
「とにかく社内に『残業=悪』の風潮を植え付けることだね」と書いた人は、今日中の仕事を終わらせたら、嫌味を言われても「残業も経費ですから!皆で経費削減ですよ」「プライベート充実が世の中のトレンドです」などと無邪気に答えることを推奨していました。
それで職場に居づらくなるようなら、やはり転職したほうがいいでしょう。効率を考えない長時間労働で利益が出た時代は終わっている、と気づいていない上司やトップのいる会社は、安心して働けませんから。