16年卒大学生の2.7人に1人が「オタク」 就活では「安定した生活」を求める?
マイナビは2月3日、2016年卒業予定の大学生・大学院生を対象にした「2016年卒マイナビ大学生のライフスタイル調査」の結果を発表した。マイナビ会員の中から、文系・理系の男女3555人が回答した。
「自分をオタクだと思いますか」との問いには、全体の36.4%にあたる1298人が「思う」と答えた。つまり、2.7人に1人は自分のことを「オタク」と思っているようだ。
もっともオタクが多いのは「理系男子」
自分はオタクだと回答した人の中で、最も割合が多かったのは「理系男子」で40.4%。その次に「文系女子」が37.1%で続いた。オタクになる傾向は男女で異なるようだ。
では、今の大学生は「何オタク」なのだろうか。この問いには予想どおり半数以上である52.1%が「アニメオタク」だと回答している。次いで、「マンガオタク」(46.1%)、「ゲームオタク」(35.1%)と、期待を裏切らない結果に。
さらに「アイドルオタク」(16.2%)であると回答した学生たちに、「最愛のアイドル」について聞いてみると、男子の中で最も人気が高かったのは「AKB48」、2位の「乃木坂46」、3位は「ももいろクローバーZ」が選ばれた。
女子は「ジャニヲタ」強し?
女子が好きなアイドル1位に選んたのは「嵐」。次いで2位が「モーニング娘。(モーニング娘。’14)」、3位が同数で「EXO」と「関ジャニ∞」という結果になり、同じアイドルオタクでも男女で好みが異なることが分かった。
またアイドルオタク女子に「好きなアイドル」を尋ねたところ、1位に大野智さん(嵐)、2位が錦戸亮さん(関ジャニ∞)、3位が櫻井翔さん(嵐)とジャニーズ好きが顕著に表れている。
そんな16年卒の学生たちに「自分たちの世代についての言葉で『当たっている』と思うもの」について問うと、「安定した生活を求める」(65.7%)が圧倒的な回答を集めた。続いて「ハングリー精神に欠ける」(31.6%)、「コミュニケーション能力が低い」(27.2%)と、ちょっとネガティブな項目に回答が集まってしまった。
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