トピ主同様、理不尽なクレームを入れられた経験のある人は多くいた。「休暇で出勤していない日なのに名指しでクレームきた」人までいる。「誰に何をされた」かではなく、個人的な感情で特定の人を貶めたいと考え、嫌がらせにクレームを入れる人も一定数いるのかもしれない。
笑顔で接客したところ「うちの旦那にニコニコ愛想振りまいていて不快だった」と腹を立てられたという体験談も寄せられた。学生の頃にコンビニバイトをしていたある人は、
「黙々と普通にタバコの補充とかやってたら『ムスッと仏頂面してて気分悪い!』って言われたよ。そういう顔なだけなんだけどなぁ……」
とこぼす。笑顔でも真顔でも文句を付けられるのだから、理不尽極まりない。天然パーマの人は、「いつもおだんごにしてピン止めしてるんですが、『天パが気にいらない』と謎のクレームをされました」と明かしていた。
小売店によくある意見箱は客が匿名で投書できるため、話を盛って従業員側を悪者扱いする人もいる。店によっては意見を店内に張り出しているが、寄せられたクレームの事実確認も必要になりそうだ。
「名札を偽名にしてほしい」「常に録音するしかないかも」
悪質なクレームの防止策も寄せられた。
「名札も偽名にして欲しくない?お客様と店員の間で誰か判別させるためなんだから、本名じゃなくてもいいじゃん」
本名でクレームを入れられるのは非常にしんどい。偽名であれば精神的な負担は軽減されそうなので、意外と悪くないかもしれない。
「防犯カメラに加えて常に防犯録音するしかないかも」
息苦しい社会になってしまうが、悪質なクレームが続くようであれば、接客の様子を映像だけでなく、音声で残すこともやむをえないだろう。ドライブレコーダーが迷惑運転の抑止力になるように、一定の効果は見込めそうだ。
これだけ客からのクレームに精神的に追い詰められている人が多い背景には、「お客様は神様」という歪な意識が強く根付いていることも一因だろう。本来、店側と客側が対等な関係であるはずだが、日本においては店側が下手に出なければいけない風潮が根強い。客側が意識を変えなければ、不適切なクレームで辛い思いをする接客業者は減らないだろう。