現在の勤務先で働いている理由を聞くと、1位は「勤務地が希望に合っているから」(51.3%)。2位以降、「職場の人間関係が良いから」(51%)、「勤務先で扱っている商品が好きだから」(46.5%)、「福利厚生(社割や各種補助・手当など)が魅力的だから」(44%)と続く。
年収は「200万円台」が最も多く、42.5%。以降、「300万円台」(25.5%)、「100万円台」(13%)、「400万円台」(10.8%)と続く。
仕事にやりがいを感じるときは、「店舗全体の売上が伸びたとき/目標を達成したとき」(68%)が最も多かった。「個人の売上が伸びたとき/目標を達成できたとき」(48.3%)を20ポイント近くも上回っていることから、同社は「アパレル販売員の多くは、個人の成績よりも店舗全体の売上の増加や目標の達成に重きを置いている」とコメントしている。
2位以降、「自身が提案したり勧めたりした商品をお客様が購入したとき」(65.8%)、「昇給・昇格があったとき」(59%)、「新規で担当したお客様が、繰り返し来店したとき/顧客からの指名を受けたとき」(56%)と続く。接客における成功体験がやりがいにつながる傾向があった。
働く環境や働き方、就業条件に関する満足度は、「人間関係」(79%)、「残業時間」(74%)、「1日あたりの勤務時間」「勤務形態(固定制・シフト制、休日など)」(同71.1%)が高かった。一方、不満足については「給与」(76.6%)、「キャリアに関する将来性」(66.5%)に関して感じている人が多い。
今後もアパレルの仕事を続けたいという人は75.5%。しかし、うち78.8%が「条件が整えば続けたい」と回答している。理由は「給与が低いから」(68.9%)が最も多く、次ぐ「休日が少ない/希望が合わない」(42%)、「勤務スケジュールや休日が不規則だから」(40.3%)に大きく差をつけた。