男性は、新人の頃を振り返る。社長から新しい仕事を教わっているとき、「『こんな仕事内容はしたことないやろ!』と自慢げに説明された」という。しかし内容がわからなかったため質問すると、
「『大卒でもわからんか?おれは高卒やけど大卒に勝ったな』と。社長は何十年もやっているけど、私は未経験者です。どんだけ優位に立ちたいのかなあと思いました」
という。また会社は社長の家族経営だったが、家族の勤務態度は極めて自由気ままだったという。休憩時間を守らず、自宅兼職場からよくいなくなることもあったが、家族以外の従業員が休憩時間を1分でも過ぎると 「休憩時間おわってるぞ!」と一喝する始末。
さらに、仕事のミスやトラブルがあるとすべて他人のせいにして厳しく追及するが、社長がミスをしても「人間だから仕方ない」の一言で済ませるのが日常だったようだ。
「複数の同僚が嫌がらせを受けた」と嘘の内容で怒鳴り散らされる
管理・事務職の40代女性は、とんだ濡れ衣を着せられた。女性を含む数人の残業時間数が会社の幹部会議で取り上げられたとき、指摘を受けた上司は「○○(女性)は残業したふりをして遊んでいた。だから仕事はしていない」と報告した。完全にでっち上げだった。これにとどまらず”上司劇場”は加速していく。
「『複数の同僚が嫌がらせを受けた』と話を膨らませて人前で私を怒鳴り散らした挙句、『所属部署から出ていけ』と叫んでいました。周りにいた人たちは、上司の言い分は事実ではないと知りながら、見てみぬふりをしていました」
ほかにも
「下請け会社に主導権を握られ、言いなりになっている。下請け会社のパワハラが酷く、機嫌を損ねると関連会社の社員全員を集めて吊し上げ会議(公開処刑)が始まる。会社を辞めるまで嫌がらせが続いた」(30代男性、管理・事務職)
「働き方改革の一環で有休5日取得が義務になったら、年間休日を4日削られた。苦情を言いに行ったら、逆に『謝れ』と叱責された」(営業職、40代男性)
といったエピソード寄せられた。
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