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ブラック信用金庫の営業マン、福士蒼汰の映画で転職決意「12年間パワハラの連続でしたが、今ではほぼ毎日笑っています」

男性は信金の営業職として、炎天下や冬の寒い日だけでなく、大雨でも毎日、自転車で外回りをさせられた。また、4店舗のうち3店舗で、ほぼ同じようなタイプのパワハラ上司にあたったという。

「女性や営業係全員がいる前で、毎日のように私を怒鳴り散らす上司がいました。稟議は何度も書き直しさせられた挙げ句、『俺が書き直す!』と言い、『見ろ!』と言われて出された内容は、言い回しを変えただけでほぼ変わっていませんでした」

さらに上司のパワハラは加速していく。

「私の年収を聞き出し、『そんなにもらってるんだ。利益出してないのに』と文句を言われ、毎日数字の詰めをされました。数千万円の契約を取っても機嫌が悪いと怒られて、最終的には融資案件をすべて取り上げられました」

映画『ちょっと今から仕事やめてくる』に感動

上司の上に相談しても「愛のムチだと思え」と言われ、取り合ってくれなかったという。「自分は別にMでも無いし」──。このままでは、死ぬと感じ男性は退職を決意したが、

「転職が決まっても、『何か苦情があれば、お前の新しい職場に苦情の電話をしてやる』と捨て台詞を吐かれ、有給は全く消化できず、退職前日の夜までノルマを追わされ、契約を取らされました」

最後の月は給料が出ず残業代のみを支給された上、退職後もアルバイト扱いで引継ぎをさせられた。そんな男性も、今では新たな転職先でほぼ毎日笑って過ごしているという。

「『ちょっと今から仕事やめてくる』の映画を観て、『Jリーグ見てみい。移籍した途端、嘘みたいに活躍する奴がおるで』という福士蒼汰のセリフがきっかけで転職を決め、今でもその言葉に助けられています」
「冷暖房がある場所で働けるのが有難いと知人に言ったら『そんなの当たり前だぞ』と言われた。仕事を変えたら、こんなに違うのですね」

稟議もすんなり通る環境で、1年半の間に4回も業績表彰されるほどの活躍ぶりをみせているそうだ。

※キャリコネニュースでは引き続き「ブラック企業経験談」を募集しています。

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