社員の中で最も若いまことさんは社内で一早く出勤し、他の社員やインターン生のためにコーヒーを入れる。その後もミーティングに発送管理業務、メールチェックと昼食をゆっくりと食べる時間もなく、次々に仕事をこなしていく。
18時すぎに会社を出ると、途中で仕事の郵便物を発送しながら家路につく。ようやく一息つくかに思えたが、まことさんは帰宅後もパソコンを立ち上げ、22時半まで仕事のメール確認を行っていた。
動画は10月2日までに約330万回再生されている。海外からと思われるコメントも多数寄せられた。
「見ているだけで憂鬱な気分になった」
「インターン生にコーヒーを入れる社員なんて見たことがない」
「これはあんまりだ。彼は人生の中で多くを失っている」
「日本の治安が良いのは、働きすぎで犯罪を犯す暇すらないからだな」
日本人からすると、まことさんの働き方は”ちょっと忙しい人”レベルかもしれないが、海外の視聴者には大きな衝撃を与えたようだ。
また、動画では取引先と関係性を築くために対面でのミーティングを大切にしていることや、名刺を交換する際には多くのルールがあることなどを「日本のサラリーマン精神」として紹介。これに対して、
「官僚主義と悪い慣習に満ちた12時間労働。日本は徐々に働き方を変えていく必要がある」
といった厳しい指摘もあった。
日本の視聴者からは「社会人になりたくない」「まだマシなほう」
一方で、日本語でのコメントも目立つ。
「動画見ても普通やん、って思うからなんとも思わないけど、英語のコメントには悲しくなるな… 来年から社会人だけど、既にもうなりたくなくなってきたわ… なんなんだろなー日本って…」
と就職を前に悲壮感を抱く人や「言いたくないけどホワイトな方では」「21時前には家に帰れる時点でまだマシなほうなんだよなぁ」とさらに深刻な実情を示唆する人も現れている。