1位の竹中工務店に関しては、
「部署にもよるが事務職の場合、残業が少なく休日出勤もないためプライベートと両立しやすい環境にある。5年に5日間のリフレッシュ休暇、10年に2週間の特別休暇を取得できる。10年目の休暇は年休とは別に付与されるため、取得率は比較的高い」(管理部門/20代後半女性/年収444万円/2017年度)
といった口コミが寄せられている。同社は今から400年以上前の1610年に創業された老舗の大手総合建設会社。大阪に本社を置き、「あべのハルカス」などのランドマークを手がけている。
長時間労働になりがちな建設業界において、ICT(情報通信技術)やBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)、ロボットの活用などにより、負担軽減や生産性向上に向けて動いている。こうした取り組みにより、「健康経営優良法人2019(ホワイト500)」にも選定された。
いまだ男性社会の建設業界を変えるべく、女性の活躍も積極的に支援。「新・ダイバーシティ企業100選」(2015年度)に選定されているほか、建設業界で初めて「均等・両立推進企業表彰(2017年度)」の厚生労働大臣優良賞も受賞している。
また、社長自ら「ワーク・ライフ・バランス向上委員会」の委員長を務め、作業所での時差出勤、時間単位有給休暇制度の導入など、労働時間の減少に注力。育児・介護と仕事との両立を支援するため、テレワーク制度を一部で試行スタートさせているほか、企業主導型保育所とも提携するなど、新しい制度を次々と取り入れている。