「これだから今の若者は」など、偏見を持つ上司は少なからずいる。では、そんな上司に対して若い世代はどう感じているのだろう。
技術職の20代女性のキャリコネニュース読者は「上司の理不尽さに嫌気がさす。そういうとき辞めたいと思う」という。今回は20代女性が会社を辞めようと思ったエピソードを紹介する。
「精神科の先生は鬱病と診断することが仕事。誰だって診断書を書いてくれる」
管理・事務職の女性は、新卒で入社した飲食業での苦闘の日々を綴った。就活サイトの情報では年間休日は111日、残業は月10時間程度と記載してあったが、実際には年間休日が75日、残業も月80時間にのぼった。
「配属された店舗ではお局フリーターの”社員狩り”が有名で、インカムを通して『はよレジいけや、ふざけんじゃねーぞ』という暴言が日常茶飯事でした。配属初日からそんな暴言を目の当たりにし、『この会社おかしい』と思い始めました」
しかし、「全社員はお局フリーターの言いなりで、上司も『売り上げに貢献しているから』とお局の味方でした」という。女性は、すぐ辞めても転職できないと我慢して3年間働き続けたが、体力・精神ともに限界を超え鬱病を発症。上司に休職を申し出た。ところが、
「休職願いが通ると思いきや『精神科に行った理由は? 精神科の先生は鬱病と診断することが仕事。誰だってしんどいって言うと診断書を書いてくれる。それが医者の仕事だから』と言われました」
話し合いは平行に終わった。結局、女性は休職を経て退職したが、「退職してから嘘のように元気になったので、どれだけ無理して働いていたのかが嫌でもわかりました」と書いている。
上司に相談するも「いじめられているのは内緒にしろ、いじめられる方が悪い」
クリエイティブ職の女性は、元職場にいた問題がある先輩と、頼りがいのない上司のおかげで退職を決意した。先輩は人によって態度を変える性格で、後輩である女性にだけきつくあたっていた。
「マイルールが細かく決まっている人で、結果は同じなのに自分のやり方と違う方法でやると、まるで重大なミスを犯したかのような言い方で、周りの人にも聞こえるような大声で叱責を受けました」
上司に相談したところ、その人物のせいで彼女の前任者も、その前の従業員も辞めているという。女性は「先輩をどうにかしてほしい」と上司に打診したが、「どうすればいいのかわからない」と返された。挙句の果てには、
「必要のないストレスを感じて仕事をしたくなかったので、私が辞めると切り出すと『じゃあ残される私たちはどうしたらいいんだ?!』となぜが上司にまで詰められる始末。呆れると同時に、自分を守れるのは自分だけだと感じて退職しました」
管理・事務職の女性は、元勤務先である女性の先輩にいじめられていた。そのことを課長に伝えたが、
「課長は自分の管理不足が上司にバレるのを嫌がり、『いじめられているのは内緒にしろ、いじめられる方が悪い』と言われました。いじめてきた女の先輩は、社内の権力を持っている複数人と同時に不倫をしており、特別待遇で昇進していきました」
女性は「あんなレベルの低い会社があるのかと思い、バカバカしくなって辞めました」と綴った。
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