1位の第一三共については、
「課長や主任研究員で、年収1100?1500万円。年功的に収入があがる傾向があり、20代・30代は同期であまり差が開かない。日本企業的な賃金体系。業界内の平均年収としては、恵まれている」(研究開発/40代後半男性/年収1400万円/2018年度)
といった口コミが寄せられている。第一三共は、「三共」と「第一製薬」との共同持株会社として2005年に設立された国内大手医薬品メーカー。グループ全体でイノベーティブ医薬品やジェネリック医薬品、OTC医薬品、ワクチンなど幅広い医薬品を扱っている。
社員が働きやすい環境づくりに積極的に取り組む同社は、対外的にも評価されている。育児支援に積極的な企業として2009年から継続的に厚生労働省から認定され、「くるみん」マークを取得。
その他にも、「ファミリー・フレンドリー企業部門 東京労働局長優良賞」「均等推進企業部門 東京労働局長優良賞」などの受賞、「健康経優良法人ホワイト500」にも選定されている。
例えば、事業所内保育所を4施設設置したり、法廷を超える介護休業を用意したりするなど、育児・介護の支援に注力。リフレッシュ休暇やボランティア休暇など、休暇制度も充実させている。
2017年度実績の月間平均所定外労働時間は14.9時間と少なく、平均有給休暇取得日数は11.5日と多め。有価証券報告書(2019年3月期)によれば、平均年間給与は約1098万円で、平均年齢は43歳。
調査対象は、『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「医薬品」に記載の企業のうち、対象期間中に「キャリコネ」に20件以上評価が寄せられた企業。対象期間は、2016年4月~2018年3月。