販売・サービス職の30代男性は、理不尽な会社の要求に「本当に助けて欲しい」と訴える。入社から3か月が経ち、研修を指示されたときのことだ。勤務表を確認すると、すべての公休日に研修が入れられていた。上司に聞いたが、「ここではこれが普通」と言われた。
「研修の場所は自宅から1時間30分もかかり、自分の車を使ったが交通費は出ません。施設長に聞くと『みんな我慢していることだから、あなたも我慢するように』と言われました。休み扱いなので給料も出ません。体感として10連勤するくらいの負担を感じています」
通常業務でも、「退勤後、10分以内にタイムカードを押さなくてはいけない」というルールがある。しかし、仕事量が多く終わらないため、タイムカードを切って再び仕事をしている。
人手が足りないことを理由に、休日に呼び出されることもあるが、「公休が足りなくなってしまうから」と出勤扱いにならない。男性は「妻が妊娠しているため、そうそう転職もできない」と心境を綴っている。
「私たちが何時間働いて残業して、何日休めているか本社は把握していますか?」
技術職の40代女性は、現在の職場について「定年まで無事に働けるのは会長の血縁関係くらい」と説明する。
「どんなに素晴らしい技術を身に着けて会社に貢献しても、50代半ばをすぎて定年間近になると嫌がらせをして精神病ませての自主退社を促す。嫌がらせの内容は、他の社員の前での罵倒や、飲み会などがあっても声をかけずに仲間はずれにするなど。幼稚な内容が大半」
会社側がここまでする理由について、女性は「退職金を支払いたくないから」という。そのような状況を目の当たりにした社員は「仕事ができる人ほどさっさと辞めていく」。離職の原因は会長らにあるにも関わらず「辞めていく奴らは根性がない」「仕事にやる気がない」としか思っていないのだという。
販売・サービス職の40代女性は、会社の対応が形骸的だと綴る。本社の社員が、36協定を結びに訪れたときのことだった。女性が「このご時世ですからタイムカードくらいないとまずいのでは」と聞くと、「いろいろ指摘されているので前向きに検討します」と返された。
「私たちが何時間働いて残業して、何日休めているか本社は把握していますか?と聞くと『してないですね』」
女性は「そりゃ超過分の残業代も出ないはずだ」と呆れている。
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