30代の管理・事務職の女性は、過去の勤務先で面接を受けた際、「健康保険も厚生年金も近いうちに加入する予定です」と説明を受けた。ところが、入社後にある光景を目の当たりにし、驚愕したという。
「役所の人が社会保険加入について訪問したときに事務の人が『今回はやめておきます』と追い返しているのを見て、ここヤバくね?と思いました。それから2年後に入社した新入社員にも、会社は同様の説明をしていました」
女性は新入社員に対し、「社会保険は2年前も加入予定と言っていたけど未加入なので、永遠に”予定”のままだと思いますよ」と言って退職したという。
社会保険への加入を拒む会社は、残念ながら他にもある。技術職の40代男性は、過去に勤めた会社で「社会保険に加入してほしい」と頼んでも「よくわからない」と言われ、保険関係は一切未加入だったという。
「施設長のお気に入りの社員のみ厚生年金や社会保険に加入」
保険料が給与から天引きされていたにも関わらず、実際には会社が未加入だったという声も寄せられた。
「入社したばかりのころ、妻の分の健康保険証が届かなかった。忘れていたらしく1か月間だけ国民年金にしてくれないかと言われた。ボーナスの明細には社会保険など引かれていたが、年金事務所に問い合わせてみると払われていないと言われた」(40代男性/技術職)
「厚生年金も失業保険も給与から天引きされていたが、支払われていなかった!」(50代女性/販売・サービス職)
中には「施設長のお気に入りの社員のみ厚生年金や社会保険に加入」(40代女性/販売・サービス職)という理不尽なものもあった。国民の生活を保障する社会制度を悪用するブラック企業には、早々に見切りをつけた方がいいのかもしれない。
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