「上司の口臭がドブだった」
「女店長が自分の事を名前で呼んでたから。気持ち悪くて一週間で辞めた」
上司に対する不満を理由に挙げる人は多く、「元陸上部だから『地域の運動会のリレーに出す』と社長に言われた。膝の靭帯痛いし30過ぎてるし無理って言ってるのに」と、仕事と関係ない行事に駆り出されそうになったことがきっかけという人もいた。
「友達がほとんどできなかった上に、好きな人に告白して振られて笑い者になって居場所なくなった」
人間関係が原因であっても、鼻につく上司ばかりがトリガーになるわけではない。告白して振られたために気まずくなって辞めたという声や、「小さい会社で私を除いて全員既婚。家庭の話や子供の話で盛り上がる事が度々で『なんか居心地悪いなー』と思って1か月で辞めた」と自分以外が既婚者のために疎外感を覚えて辞めたといったコメントもあった。
「男女共同トイレが無理過ぎて入社初日で辞めた」
「分煙オフィスと聞いていたのに。薄いカーテン1枚で隔てただけだった」
「男女共同トイレが無理すぎて入社初日で辞めた」
オフィスに対する不満が影響しているケースもある。特に、女性にとって男女共同トイレであることは退職を決意する大きな判断材料になり得るようだ。
「好きな仕事だけど、女性だけ掃除やお茶出しをさせられたから昭和すぎて辞めた」
「昭和のムードの抜けきらない閉鎖的な職場(ひとりひとりにお茶やコーヒーを淹れなくてはならない)だったのが苦痛で辞めました」
お茶汲みやコピー取りといった雑務を女性に押し付ける会社に辟易した人も少なくない。女性が働くことは一般的になった昨今、ジェンダーロールに縛られる職務分担はかなりの時代遅れだ。
他にも、「私は朝礼で毎朝、企業理念と目標の唱和が嫌でやめました。宗教みたいに感じたから」と、時代遅れの体育会系の職場だったから辞めたという声も散見された。忙しい朝に、社訓や企業理念を大声で叫ばせ、社歌を歌わせるような会社なら辞めてしまう気持ちもよく分かる。
くだらない理由もあったが、「おじいちゃん職員が毎日抱きついてくる」など、まっとうな理由も珍しくなかった。「こんな理由で退職するのは変かも」と思っていることでも、実はかなり常識的だった、ということは結構ありそうだ。