「コミュ障」という言葉が幅広い世代で浸透しつつある。仕事でコミュニケーションを求められることが増え、苦労している人が多いことの現れだろうか。しかし、残念ながらどんな仕事でも周囲とのコミュニケーションは欠かせないものだ。
仕事を教える立場になると、新人に対して「何がわからないのか分からない」と感じることもあるだろう。そのため新人からの質問はありがたいが、管理・事務職の40代女性は「とにかく質問をしない入社2年目の新人」に辟易している。(文:林加奈)
質問をしてくれない新入社員にはどう対応すべき?
女性は、「わからないことは確認してほしい」と本人には伝えるが、
「いざとなるとキョロキョロおろおろするばかりで、誰かに質問するのではなく『私、わからないんです!困ってるんです!』とアピールして、誰かが『どうしたの?』と聞いてくれるのをひたすら待っている…」
見かねた女性は自ら質問しない新人に「何がわからなくて困っているのかわからないからあなたから質問してね」とアドバイスをした。新人は「わかりました」と返事をするものの、改善は見られないという。
とは言うものの、新人は分からないのが当然。「こんなこと聞いたら呆れられるのでは……」と思ってしまうがゆえに質問ができないのかもしれない
女性は、「教える側からしても、彼女に『ここは大丈夫?』などと確認するのは失礼だと思って聞けません」というが、ここは先輩社員が一歩踏み出して、新人の進捗確認をしてみてはどうだろう。
マニュアルを作っても使ってくれない新人
管理・事務職の30代女性は、事務職が初めてだという新人のために電話マニュアルを作った。言葉遣いがタメ口に近く、何度か注意をしていたこともあり、不安に感じたための対応だった。
「マニュアルを渡すとたいそう喜んでくれた。でも結局使わず、お客様に大変失礼な応対をしていた。電話を切った後に『こう対応するんだよ』と話しかけたが、ウザそうに返事をされてしまった」
注意をしても聞き入れてもらえないどころか、せっかく作ったマニュアルを活用されないのは悲しい限りだ。
※キャリコネニュースでは引き続き「ありえない新人エピソード」や「ウチの会社のホワイト自慢」に関するアンケートを募集しています。