40代男性の元勤務先は、上司も全員ブラック気質だったという。
「私は現場作業がメインでしたが、営業は成績が悪いとガラスの灰皿が飛んでいました。熱湯を頭から浴びせられた者もいます。会議で本社に行った際、リアルに木刀のようなものを肩に担ぎ、オフィスの中を恫喝している上司と、非常階段で顔面を漫画のようにボコボコにされて泣いている男性を見たとき、入った会社を間違えたと後悔しました」
ここまでひどい暴力がまかり通った会社なら、自分が被害者でなくても背筋が凍る思いをするだろう。男性はその後、退職したという。
体調不良を訴えたら「甘えるなと首を掴む、蹴るなどの暴力」
ブラック企業で暴力を受けた経験者の声は後を絶たない。
「日常的な暴力、疲れるとイライラして後輩に殴りかかる先輩がいました」(40代男性/技術職)
「飲みの席で従業員をマイクで殴り流血など」(30代男性/技術職)
「ちょっとのミスでも暴力」(20代男性/技術職)
研究開発職の30代男性は、「午前3時まで働き午前6時には出社、タイムカードは23時できる生活を2週間ほど続けていたら倒れた」という。6か月の休職を経て復帰するも
「幻覚や幻聴がひどいので、それを訴えたら甘えるなと首をつかむ、蹴るなどの暴力に出られた」
と苦い経験を明かしている。男性は退職後、この件について労働基準監督署に相談すると「刑事事件にもなり得る」と言われたという。
暴力は犯罪であり、いかなる理由があっても許されない。職場で暴力を受けている人は、できるだけ早く退職するなどして、すぐにでも逃げるのが賢明だ。
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