管理・事務職の30代女性は、社労士の事務所で働いていたことがある。「お局さんを中心に毎日いびり倒された」というが、人間関係だけでなく仕事環境も非常に悪かった。
「社労士事務所なのに始業前から無休のお掃除時間があり、気温が30度を超えないとエアコン入れない。個人情報は施錠保管されてない。免許証をコピーした紙を裏紙として使い、古紙回収用の袋に入れて路上に出す」
女性は「個人情報流出などで事務所が事件などを起こす前に辞めた方がいいと思いすぐ辞めました」と綴る。その後、奮起して職業訓練校に通って資格を取り、現在は別の業界で正社員として働いているという。
会社にも報告していたが「お局とうまくやってくれ」
飲食店の店長として働いていた20代の女性。すでに退職済みだが、当時の経験を次のように語る。
「気に入らないパートをいじめて辞めさせることも日常茶飯事でした。店の食材を勝手に持って帰っていたり、レジのお金を盗んだりしていました。上司に報告しましたが、お局の機嫌を損ねないように言われるだけ」
会社にも報告していたが「お局とうまくやってくれ」としか言われなかった。10時間以上働いて休みはなく、毎日お局に暴言を吐かれていたという。そんな中、女性が体調を崩したときの上司とお局の発言が、退職を揺るぎないものにした。
「ストレスや過労で39度の熱が出て、上司に連絡して1日だけ無理を言って休みをもらいました。翌日、熱がまだ38度ありましたが、休めないので出勤すると上司とお局に『たかが39度の熱で休むなんて根性が足りない。責任感がないからだ』と散々罵倒されました」
女性は「もうこんな会社にいられない」と退職を決意。熱が39度もあれば仕事を休むのは常識であり、根性や責任感で済む問題ではないのは火を見るよりも明らかだ。退職を決するのは無理もない。
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