仕事で成果を出すために取り入れている方法を聞いた。時間の使い方について二択で聞くと、「成果が出るまでとにかく時間をかけてやる」より「かける時間は抑え、生産性を意識して成果を出す」の方が若手、ベテランともに多数派。またその回答率はべテラン(70%)が若手59%を大きく上回った。
同様に「定時で出来る限りの成果を出す」(若手71%、ベテラン69%)が「残業してでも成果を出す」(若手29%、ベテラン31%)を上回った。時間に関して、効率よく仕事をしたいと考えている人が多いようだ。
仕事のやり方についても、やり方が合わない場合「すぐに別の方法に切り替える」(若手56%、ベテラン63%)が「しばらくはやり続ける」(若手44%、ベテラン37%)を、また「頭で稼ぐ」(若手63%、ベテラン76%)が「足で稼ぐ」(若手37%、ベテラン24%)を上回った。
プロ意識についても聞いた。現代において、仕事のプロフェッショナルとして求められる条件・在り方は変化していると思うと回答した人は、若手の70%、ベテランの77%となった。実際に、
「求められる結果の内容・レベルとスピードが10年前とは比較にならない。成果の質とスピードを上げないと相対的にどんどん自分のレベルが下がっていくと感じている」(51歳・男性・ベテラン社員)
といった声も寄せられた。
「定時内に成果を出し、かつプライベートの時間もちゃんと確保している人が偉い」
これらの回答から”プロフェッショナル像”は変化しているとして、新しいプロフェッショナル像に必要な条件を聞いた。若手は「柔軟性がある」(66%)、「仕事のスピードが速い」(64%)、「物事の優先順位が明確である」(63%)が上位にあがった。
一方、ベテランは「実行力がある」(66%)、「仕事のスピードが速い」(65%)、「常に成果・結果を追い求める」(63%)。最も差が開いた項目は「残業が少ない」で、若手は35%、ベテランは22%となった。具体的には、
「時間をかければいいものができるのは当然で、残業をしてまで1つのものに取り組むよりも時間効率をあげて多数のものに取り組むほうが生産性も高いと思う」(29歳・男性・若手社員)
「現在は定時内にやることを終えて成果を出し、かつプライベートの時間もちゃんと確保している人が偉いという雰囲気がある」(29歳・女性・若手社員)
といった声が寄せられた。同社は、新しいプロフェッショナル像について「生産性・効率性を重視し、ストイックに自己研鑽をつみながらもワークライフバランスを意識して仕事に取り組むことなどが条件であると言えます」とコメントしている。