個人を攻撃するような陰口は、言われた側にとってひどく傷つくものだ。職場の同僚に陰口を言われたという話は、キャリコネニュース読者からも多数寄せられている。
管理・事務職の20代女性は「陰口・悪口・つらく当たるなど」が退職理由の一つだったと語る。今回は、職場で陰口を言われた体験談を紹介する。(文:林加奈)
「あの子は辞めるからこの職場のことなんかどうでもいいんじゃない?」
販売・サービス職の30代女性は役職者が陰口を叩いているのを聞いた。
「退職するスタッフに対し不平があると『あの子は辞めるからこの職場のことなんかどうでもいいんじゃない?』という類の陰口を聞いた。大して考えずにそういう発言をする職場は自分の居場所じゃないと思い、清々しく退職できる」
と現在の職場に見切りをつけている様子だ。
また、求人広告の代理店で内定をもらった30代男性は、入社日1か月前に担当者から連絡があったが、スマホを自宅に忘れて2日間連絡を返せなかったという。
「2日後、連絡が遅れた旨謝罪し事情を説明しましたが信じてもらえず、相当罵られ、インスタで悪口まで書かれました」
入社後もインスタでの誹謗中傷や時間外勤務の強要、お酒の強要、プライベートの干渉とひどい状態が続き、結局退職したという。
年下の先輩社員が指名増に嫉妬、客から心配される事態に
美容関係の仕事をしている30代の女性は、創業して間もないまつげエクステ専門店で勤務したことがある。働き始めて間もなく指名が増えたが、それに嫉妬した年下の先輩社員たちから陰口を言われるようになったという。
「お店の作りが壁で仕切られた個室ではなく、カーテンで仕切られているだけでカウンターで話す声は聞こえるし、特に私はカウンター横の部屋で施術していたので声は丸聞こえ。施術中、カウンターで陰口を言いまくっているスタッフの声に気づき、私にこっそりと『大変な職場だね。大丈夫?』と心配してくださるお客様もいました」
若い子が多い職場で、気づけばスタッフ全員がその女性の敵になっていた。ストレスがたまる環境で誰にも相談できないまま、体調を壊してドクターストップがかかり、退社することになったという。
客に心配されるほどの雰囲気の悪い職場なら体調を崩すのは無理もない。客に陰口を聞かれるのは、店にとってはかなり恥ずかしいことではないだろうか。
※キャリコネニュースでは引き続き「会社を辞めようと思った瞬間」や「【新型コロナ】給付金10万円の使い道は?」に関するアンケートを募集しています。